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2016年08月16日

本学通信教育部開設40周年記念の「学光祭」を開催しました

通信教育部開設40周年を記念する新世紀第16回(第41回)学光祭が、8月16日(火)に本学池田記念講堂で開催され、日本各地、海外17ヶ国・地域から夏期スクーリング参加中の学生や卒業生ら、約3,000名が集いました。

本学通信教育部は、年齢・職業・居住地を問わず、多くの方に高等教育の機会を提供することを目的に開学から5年目の1976年に開設しました。
大学卒業を目的として学ぶ正課課程3学部(経済・法・教育)とともに、教員免許の取得や1科目から受講できる科目等履修など、学びのニーズにあわせて様々な教育機会を提供しています。これまでの卒業生は18,000名を超えており、経済や教育、法曹など様々な分野で活躍しています。
海外17ヶ国・地域から通教生が参加
海外17ヶ国・地域から通教生が参加
今回の学光祭では、オープニング映像で幕を開け、創作太鼓やエイサー、ダンス、合唱など通信教育部生らのパフォーマンスに会場は大いに盛りあがりました。
40周年を記念する式典では、田代康則理事長が創立者からのメッセージを紹介。創立者はメッセージの中で、これまでの発展を振り返りながら、通教スピリットとして、「学の光は人間革命の喜びなり」、「学の光は不屈の価値創造なり」、「学の光は生命尊厳の連帯なり」と3点の言葉が送られました。
続いて、2名の卒業生が活動報告を行いました。ラザフィマナンテナ仁美さん(2015年教育学部卒)は、2009年に11年間暮らした夫の祖国マダガスカルから、一家で故郷の熊本に戻り、幼いころからの夢であった小学校教員を目指すため、創価大学通信教育部に入学しました。家事、子育て、仕事、教員採用試験の勉強と挑戦を重ねた結果、熊本県の小学校教員採用試験に合格しました。本年4月から小学校3年生の担任としてスタートした矢先に熊本地震が発生。避難所となった小学校の対応や、子どもの心のケアなど、1日も早い授業の再開に無我夢中で取り組んだ様子に触れながら、「子ども達の幸福のために教育者として全力を尽くしたいと思います」と述べました。
早稲田大学理工学術院教授の光國光七郎さん(1985年経済学部卒)は、工業高校を卒業後に大手電気会社に就職。学びの必要性を感じ、入学願書を取り寄せて通信教育部3期生として入学しました。仕事も多忙を極め、過労から体調を崩し通信教育との両立に自信を失いましたが、通勤時間を勉強にあてるなど努力を重ね35歳で卒業しました。その後、職場で仕事の実績が認められ、国立大学大学院博士後期課程に進学し、50歳で工学博士号を取得。会社では関連会社の執行役員等を務め、現在は教授として教育研究活動に励む様子が報告されました。

花見常幸通信教育部長の挨拶に続いて、馬場善久学長が「本学通信教育部では時代の変化に対応しながら、カリキュラムの改正や建学の精神を学ぶ科目の設置、ICTを活用した教育の展開などの学習支援に取り組んできました。これからも質の高い教育を多くの方に提供できるよう、開設50周年を目指して努力を重ねていきたいと思います」と述べました。
ページ公開日:2016年08月16日