本学の国際仏教学高等研究所辛嶋静志教授の2012年に出版した論文のAbhisamācārikā Dharmāḥ（アビサマカリカダルマ）が、9月29日（木）、フランス学士院でフランス語雑誌「Academie Des Inscriptions & Belles-Lettres」に紹介されました。

フランス学士院は、世界でもっとも歴史があり、権威あるフランスの国立アカデミーです。現在、アカデミー・フランセーズ、碑文・文芸アカデミー、科学アカデミー、芸術アカデミーの４つのアカデミーで構成されています。その碑文・文芸アカデミーに所属するドイツのアルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルク名誉教授オスカー・フォン・ヒニューバー博士は、本学に研究のため5回来学もし、インド学・仏教学の世界的権威である、フランス学士院外国会員、国際仏教学会前会長としても国際的に活躍しています。今回の論文の紹介に尽力してくださいました。

辛嶋先生は、「この世界最高の学士院で、正式に本研究所の出版物が紹介され、さらにこの最高に権威あるフランス語雑誌にその紹介文を掲載して頂いたことで、創価大学の名前を紹介することができました。世界で最も権威あるフランス学士院で本研究所の論文が紹介されるのは、大変有り難いことです」と語りました。