• NEWS
  • 北海道苫小牧市で「勇気の証言—ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択」を開催しました

2016年09月22日

北海道苫小牧市で「勇気の証言—ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択」を開催しました

ナチス・ドイツのユダヤ人大量虐殺の歴史を認識し、21世紀の人道と平和を考える「勇気の証言—ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択」の展示会が9月16日から22日までの間、北海道苫小牧市ダイトーイベントホールで開催され、約12,000人が訪れました。

この展示会は、1994年から2007年に全国73会場を巡回した「勇気の証言—アンネ・フランクとホロコースト展」に続くもので、本学と国際的な人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」の共催によるものです。昨年10月に東京芸術劇場で開かれた東京展では6日間で18,000人、本年1月の広島展では、8日間で23,000人が鑑賞に訪れました。本年4月の創価大学展では、イスラエル大使館をはじめとした10団体の後援のもと、25点の物品・136点のパネル等が展示され、在学生等6,800人が鑑賞しました。

16日に行われたオープニングには来賓約100人が出席、この展示の実行委員長である本学の馬場善久学長の挨拶の後に、苫小牧市の岩倉博文市長、苫小牧駒澤大学の佐久間賢祐学長より挨拶をいただきました。
  
来賓の方の主な声を紹介します。
  • 「若い世代も考え続けていかないといけません。この展示で一人でも多くの人に何かを感じ取ってもらいたいと思います」岩倉博文氏(苫小牧市市長)
  • 「一人でも多くの方に見てもらいたい展示です。特に本学の学生には絶対見せたいと思います。光は差す、明けない夜はないということを痛感しました。この展示を拝見して、同じ思いを持ちました。人道と寛容、他者への共感。大変貴重な展示です。しっかり学んでいきたいと思います。大学に戻って学生にも伝えます」佐久間賢祐氏(苫小牧駒澤大学学長)
  • 「ホロコーストという人間の狂気に胸が潰される思いがしました。当時、ナチスに反対した人もいたと思いますが、それを飲み込んで国策として進んで行くまさに『狂気』。特に子供が苦しい思いをしたということが一番辛いです」横田泰正氏(苫小牧民報社代表)
また、今回の展示を鑑賞した方より、以下の声が寄せられました。
  • 「戦争はとても残酷なことを改めて感じました。みんな仲良くしたらいいのになと思いました」(10代・女性)
  • 「アンネ・フランクの日記、杉原千畝の内容がとても自分の心に響きました。『幸福になることは自分の環境を変えるのではなく自分を変えること」という言葉が深く残っています」(20代・男性)
  • 「初めてこのような展示にふれて涙がとまりませんでした。悲しい歴史は二度と繰り返してはならないと決意できる展示でした」(30代・女性)
ページ公開日:2016年09月22日