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2017年01月11日

本学文学部・林俊雄教授の著書「興亡の世界史 スキタイと匈奴 遊牧の文明」が再出版されました

本学文学部・林俊雄教授の著書「興亡の世界史 スキタイと匈奴 遊牧の文明」が、1月11日(水)、講談社学術文庫より再出版されました。

本書は2007年6月に、「興亡の世界史シリーズ」の一環として、同社より発刊されたものを原本としています。今回、出版から10年が経ち、文庫版を刊行するにあたって考古学の分野では新たな発見や事件を、「あとがき」に加筆しました。

林教授は中央ユーラシアの歴史と考古学を専門としており、ソ連崩壊後に可能になったユーラシア草原地帯での発掘調査など、数々のフィールドワークを重ねてきました。本書は、ユーラシア大陸を中心に自由に駆け巡り、国家を築くなど世界史をリードし続けた騎馬遊牧民族の成立の過程と、初期の騎馬遊牧民として知られているスキタイ・匈奴を取りあげ、その文化や社会、歴史、生活等の研究成果をまとめた一冊となっています。

出版にあたって林教授は、「中央ユーラシアの騎馬遊牧民が世界史の上で大きな役割を果たしたこと、また考古学の発掘が現代の政治・経済とも関わっていることを、学生や社会人の方々に知ってもらいたいと思います」と語りました。
ページ公開日:2017年01月11日