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2017年07月29日

交換留学生等の修了式が行われました

本学で学んだ交換留学生および別科特別履修生・アメリカ創価大学(SUA)研修生の修了式が7月29日、本学中央教育棟のディスカバリーホールで行われました。

はじめに、田中亮平副学長が創立者池田先生からのメッセージを紹介。その中で創立者は慣れない日本の気候や文化や習慣に飛び込んで、忍耐強く粘り強く、学び抜いてきた留学生たちの奮闘を心からたたえました。さらに平和のフォートレス(要塞)で学び合った若き英才のスクラムはかけがえのない宝であり、ここにこそ何ものにも負けない友情があり、信頼があり、希望があると力説しました。続いて、創立者が対談を重ねてきたインドの教育の母といわれるムカジー博士が、若き日に最愛の家族を失いながらもその悲哀を乗り越えて学究の挑戦を貫かれ、教育者として崇高な社会貢献の人生を歩み通されたことに言及し、博士の「目標に到達するまで、立ち止まってはなりません。どんな困難に直面しても、決然と立ち向かうのです。平和こそが、最終の目標です。どうか、タゴールのような理想の世界市民になってください」との創大キャンパスで学ぶ学生への期待の言葉を紹介しました。そして、「人類の宝である皆さんは、使命が大きいゆえの労苦を誉れとしながら、栄光の未来のため、恐れず惑わず、朗らかに学びの道を歩みぬいてください。そして、良き友と励まし合い、『創価』すなわち『価値創造』の光を広げながら、『平和の世紀』『生命尊厳の世紀』を開いていっていただきたいのです」と念願しました。最後に「皆さんの青春の前途に健康あれ!幸福あれ!栄光あれ!」と呼びかけ、メッセージを結びました。

馬場善久学長は、今回修了を迎えた36ヶ国・地域106名の留学生、1人ひとりに修了証書を授与しました。その後、修了生の代表が流暢な日本で挨拶をしました。
ミャンマー・ヤンゴン外国語大学からの交換留学生ヤミン・ミャ・プィンさんは、「日本語に一期一会という言葉がありますが、私たちは日本に多くの大学がある中で、縁あって創価大学で出会うことができました。これからの人生、どんなことがあっても、皆と切磋琢磨した思い出が私を励ましてくれると信じています。また世界のどこかで皆さんと再会できるのを楽しみにしています」と語りました。
SUA研修生のリチャード・コウジ・ゲインズさんは「創価大学で出会った友人たちは、私に『限界は超えることができる』ことを教えてくれました。辛いとき、いつも支えてくれた友人達と離れるのはとても寂しいですが、また皆に会いに世界に行きたいと思います」と笑顔をみせました。
日本語特別履修生のエマ・アキコ・パイクさんは「創価大学での日々は日本語の上達だけでなく、人間的にも成長できた日々でした。キャンパスを離れても私たちは創大生です。友情の絆を胸に、前へ前へ進みます!」と述べ、3名の万感こもる感謝と決意の言葉に、盛大な拍手が送られました。
馬場学長は、留学生1人ひとりの努力を最大限に称え、1996年に創立者がアメリカ・コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジで行った講演に触れ、智慧と慈悲と勇気をそなえた世界市民としてさらなる活躍を望み、「本日より創価大学は皆さんの母校ですから、今後もいつでも母校を訪問してください。皆様のご健康、益々のご活躍を心より願っています」と世界に旅立つ学生たちへエールを送りました。
ページ公開日:2017年07月29日