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2017年09月19日

カンボジア・シェムリアップの国際シンポジウムに本学学生5名が参加

カンボジア工科大学、東京工業大学、地球環境戦略機構(IGES)、山形大学主催で8月24日~26日「The 2nd International Symposium on Conservation and Management of Tropical Lakes」に、本学グローバル・シティズンシップ・プログラム(GCP)生の永峰正一さん(経営学部3年)、加藤孝征さん(経済学部3年)、遠藤葵さん(教育学部3年)、船戸明美さん(教育学部4年)、田村広来さん(経営学部3年)の5名が参加しました。
シンポジウムでは、学生らは、カンボジアにあるアジア最大規模の湖、トンレサップ湖に住む水上生活者の環境意識の啓発と同湖の水質浄化を目的とした「空心菜プロジェクト」に関するポスター発表をおこないました。また、シンポジウムの公式プログラムにあたるトンレサップ湖の視察ツアーでは、現地の公的機関職員や研究者、水上生活をする住民を含めた約80名の参加者を対象として、プロジェクトに関連するワークショップを水上村で実施しました。

空心菜プロジェクトは、カンボジアの食卓で頻繁に登場する野菜で水質浄化能力をもつ空心菜を用いて、トンレサップ湖の水質改善と現地住民の環境意識の向上を同時並行的に行うものです。トンレサップ湖の水上生活者の船やイカダに水耕栽培用の浮島を用いて直接取り付けることで各家庭での栽培を可能にしながら、空心菜栽培促進イベントと独自の環境教育を並行して実施することで、同プロジェクトの目的を達成します。

シンポジウムに参加した遠藤さんは、「空心菜プロジェクトは、もともと地球的規模の課題に対する解決策を考案するGCP授業の一環で立案しました。同案の実現可能性を高めるために一緒に試行錯誤してきた斎藤歩美さん(経済学部3年)を含めたグループメンバーの存在や、水質工学や農学のご専門の先生方からいただいたご助言やご支援がなければ、今回の参加はなかったと思います。様々な方に支えていただきながら、GCPでの勉強の成果がこのような形で身を結び、自信と力をつけられたと感じました」と述べました。

ページ公開日:2017年09月19日