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2017年11月10日

本学理工学部・丸田晋策ゼミが八王子特産高月清流米の加工技術の研究と加工製品を開発しました

大学コンソーシアム八王子が実施する「学生企画事業補助金」の採択事業として、理工学部丸田晋策ゼミでは、昨年度から地域活性化を目的として、都内随一の米どころである八王子で栽培されている特産米“高月清流米”に注目してきました。本年度は、連携する高月営農集団・石川農園から提供された高月清流米の特性を生かした食品素材を加工する新しい技術の研究を行い、地元企業「カフェ・ド・ハルン」と連携して加工食品として米のパンを製品化しました。そして、開発した米加工製品を新たな八王子の特産品として、道の駅八王子滝山、創価大学の大学祭で販売し、八王子の地域活性化に貢献することを試みました。

同事業は、加盟大学等の学生が八王子を舞台に様々な事業を企画・運営することを目的に毎年募集しており、採択された事業には補助金が支給されます。本年度は26団体の応募の中から10団体が採択されました。丸田ゼミは昨年度に続き採択され、「八王子特産米を使った加工食品による地域活性化」の事業を実施するに至りました。米ゲル、米ペーストといった新素材と加工法に目をむけ、八王子特産米を利用した加工食品の研究に力を入れ、12月には学生発表会でのポスター発表および道の駅八王子滝山での販売も行います。

プロジェクトリーダーを務める川底瑠華さん(理工学部・3年)は、「私は学部の授業の中で、日本の食料自給率、特に米の自給率は年々減少し、食の欧米化が進み、それに伴って肥満やグルテン過敏症などの新たな成人病が問題となっていることを知りました。ゼミで研究している米ゲルという新素材は、米のみでパンや麺類、アイスクリームなどの加工食品を作ることができます。この米ゲルという新素材を利用し、日本の自給率問題、生活習慣病などの問題を少しでも良い方向にするため、ゼミのメンバーで協力し、研究していきたいと思います。また、より多くの方々に八王子特産米を利用した加工食品を知っていただくために、企画、宣伝、販売活動に励み、地産地消、地域活性化に貢献していきたいです」と語りました。
ページ公開日:2017年11月10日