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2018年03月29日

高校生が社会貢献事業プランを提案する「第5回SAGE JAPAN CUP」が本学で開催されました

第5回SAGE JAPAN CUP が3月21日(水・祝)に、本学大教室棟S201教室にて開催されました。SAGE JAPAN CUPは、高校生が社会貢献の事業プランを提案するコンテストで、SAGE JAPAN 推進委員会(本学教育学部 宮崎猛研究室)が主催(東京都教育委員会・毎日新聞社後援)しています。今回の大会では、7つの高校がエントリーし、南アフリカで開催される世界大会の出場をかけて、プレゼンテーションが行われました。

SAGE(セージ:Student for Advancement of the Global Entrepreneurship) とは、2002年にアメリカで創設された国際的な教育プログラムで、高校生数名がチームを組み、大学生と共に社会問題を発見し、企業にアドバイスをもらいながら、問題解決するための社会貢献事業を考案して、実地調査等を行います。そして、その成果をプレゼンテーション大会で披露するものです。
今大会では20名の本学や早稲田大学の大学生が関わり、約7ヶ月に渡って出場チームのサポートにあたりました。

大会の冒頭、主催者を代表して根本蓮さん(教育学部4年)が「高校生は本日まで様々な経験を積み、いろんな人に支えられ活動をしてきました。『社会を変えたい』という高校生たちの熱い思いが、集大成として事業の成果が発表されます。高校生たちの姿をみて、何か一つでも皆さんの心を突き動かすようなきっかけになればと思います」と挨拶しました。続いて、今大会に特別ゲストとして参加した、SAGEを設立したSAGE Global CEOのカリフォルニア州立大学カーティス・L・ディバーグ教授が登壇しました。ディバーグ教授は「人間主義の具現化を目指しているという点で、SAGEが目指す理念と創価大学の建学の精神が合致している」と述べ、参加の高校生や大会運営に当たった大学生を激励しました。
その後、各校によるプレゼンテーションが行われました。プレゼンテーションでは、LGBTへの理解促進や放置自転車の有効活用、文房具のリサイクルといった様々な提案がされました。

今大会は、「エシカルに認知度向上」とのテーマを掲げた都立国際高等学校が優勝しました。日常生活の中で、環境破壊や発展途上国での労働問題、毛皮の作製による動物への虐待といった社会問題に繋がる行動を意識的に変革させる「エシカル」(環境保全や社会貢献といった意味合いの「倫理的」の意)といった考え方に注目し、その啓発活動と共に、具体的に廃棄されたネクタイのリメイク販売事業を提案しました。知らないうちにとった行動が社会問題の引き金になっている現代社会にあって「知らない」という事実が問題の解決を妨げているとして、「エシカル」という選択肢を生活の中に取り入れる重要性を訴えました。

<出場高校一覧>
私立蒲田女子高等学校、私立田園調布学園高等部、都立国際高等学校、都立千早高等学校、都立練馬高等学校、県立横須賀高等学校、市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
ページ公開日:2018年03月29日