• NEWS
  • 台湾・中華大学より創立者へ名誉教授称号授与

2018年08月04日

台湾・中華大学より創立者へ名誉教授称号授与

台湾・中華大学より、本学創立者池田大作先生に対して「名誉教授称号」が7月30日(月)、本部棟17階で授与されました。授与式には、来日した同大学の劉維琪学長らが出席し、本学の田代康則理事長、馬場善久学長、教職員・学生の代表らが歓迎しました。

中華大学は、新竹地区の企業家が地域産業の発展とそれを担う人材の育成を目指し1990年に創立されました。科学技術系の専門大学である中華工学院から中華大学へと名前を変え、現在は人文科学部やツーリズム学部なども含む6学部22学科を有する総合大学へと発展しています。近くには台湾のシリコンバレーと言われる新竹サイエンス・パークや工業研究院があり、多くの理工系卒業生が活躍しています。

劉学長は、授与の辞の中で「池田先生の名声は、かなたまで広がり、フランスの芸術・文化勲章オフィシエ章をはじめ20を超える国家勲章など、世界的な栄誉や賞を受けておられます。さらに、800以上の都市から名誉市民称号を、また、モスクワ大学、北京大学、グラスゴー大学、デンバー大学等、世界の大学・学術機関から、380を超える名誉学術称号を授与されています。本学は新竹地方の教育に熱心な人々によって創立され、学問と徳、そして公明正大な人格を備えた『サンシャイン・ユース』の育成を重要な責務とし、その人材の輩出のために、今に至るまで追求し続けてまいりました。貴・創価大学の創立の理念や実践と、多くの点で一致するものです。いにしえより、『経師は遇い易く、人師は遇い難し』、すなわち『経書の字句のみを教えてくれる教師はいるが、人の道を教えてくれる師匠にめぐりあうことは難しい』と申します。池田先生は得難き偉大な模範であり、本学の教職員・学生は尊敬の念を抱いております。謹んで本学を代表し、『名誉教授』称号の授与をもって尊敬の念を表させていただきます」とスピーチしました。

本学の創立者池田先生は、代読された謝辞の中で、「貴・中華大学の校歌には、誇り高く謳い上げられております。『大いなる中華 多士済々たり 新竹の君子よ 共に手を携えて大学建設を』『勤勉・質朴・誠実・正真にして ここに真理を学ばむ』『勤勉・質朴・誠実・正真にして ここに善行はむ』この精神のままに、貴大学は『チアワンのシリコンバレー』と呼ばれる科学技術都市・新竹の天地にあって、最先端の総合大学として、多士済々の逸材を育成され、新時代をリードしてこられました」(中略)「貴大学のキャンパスがそびえるのは、私も名誉ある市民の一人に加えていただいている新竹市です。『新竹』新しい若竹は、伸びゆく生命力の象徴です。とともに、竹は一本一本がしなやかに屹立しつつ、しかも地中の茎でつながり、支え合っているゆえに、激しい風が吹いても耐えることができます。人間の社会もまた、同じでありましょう。世界を結ぶ教育交流の意義もここにあります。人間教育の母なる大地に立って、深き友情と信頼で結ばれた若き世界市民たちが、共に手と手を携えていけば、いかなる時代の嵐にも揺らぐことのない、人類の幸福と地球社会の平和に貢献しゆく確かなる大連帯を、必ずや磐石に築いていくことができます」と述べました。
ページ公開日:2018年08月04日