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  • 「日本陸水学会第83回岡山大会」で、本学理工学部の中國正寿助教が最優秀ポスター賞を、工学研究科の竹原景子さんがポスター賞を受賞しました

2018年11月07日

「日本陸水学会第83回岡山大会」で、本学理工学部の中國正寿助教が最優秀ポスター賞を、工学研究科の竹原景子さんがポスター賞を受賞しました

10月5日~8日、岡山大学津島キャンパスで開催された「日本陸水学会第83回岡山大会」において、本学理工学部の中國正寿助教が「最優秀ポスター賞」を、工学研究科の竹原景子さん(博士前期課程1年)が「ポスター賞」を受賞しました。

本大会は、湖沼、河川、地下水、温泉等内陸部のあらゆる水域に関して、地球物理学、地球化学、生物学、地理学、環境科学などの側面から総合的な研究を対象とした学術会議です。今回、全50件の発表の中から、「最優秀ポスター賞」、「ポスター賞」が選出されました。

両者の研究では、堆積物中の有機物を連続的に分析することで、過去の気候変動や湖沼の水質変化などの復元を試みました。中國助教は、山本修一教授、北野純一さん、 上村仁さんと「ステロールの組成変化からみた水月湖の歴史的変遷」と題し、福井県三方五湖のひとつである水月湖を研究対象地として、水月湖堆積物に含まれる脂質組成から、江戸時代から近代にかけての水月湖の水質変化を追いました。
また、竹原さんは、山本教授、中國助教と「第四紀後期バイカル湖内への有機物の流入の変化と気候」をテーマに、ロシアのバイカル湖を研究対象として、過去1万年前から現代にかけてのバイカル湖周辺の植生変化や気候変動の復元を試みた成果を発表しました。

今回の受賞にあたり、中國助教と竹原さんは、「このような賞をいただき、大変に嬉しく思います。山本先生をはじめ、研究室、支えてくださっている方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。これからも、より一層、励んでまいります」と語りました。
ページ公開日:2018年11月07日