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2019年08月05日

ブラジル・セルジペ連邦大学から創立者へ名誉博士号が授与されました

ブラジル北東に位置するセルジペ州にある唯一の連邦大学、セルジペ連邦大学より、8月2日(金)、本学創立者池田大作先生に「名誉博士号」が授与されました。授与式は、本部棟17階で行われ、来日した同大学のアンジェロ・ロベルト・アントニオリ総長、ジョゼファ・エイデ・デ・ソウザ総長夫人らが出席し、本学の田代康則理事長、馬場善久学長、教職員・学生の代表、ブラジルからの留学生の代表らが歓迎しました。

セルジペ連邦大学は、1968年に創立され、州内に6つのキャンパスを有し、大学院生も含め約26,000人の学生が在籍する総合大学です。アントニオリ総長は、授与の辞の中で「私が会長を務めるセルジペ連邦大学の審議会は、その顕著な功績により、最も偉大な人間主義者の一人として、世界で傑出した存在である、池田博士に対し、名誉博士号を授与することを、全会一致で決定したのです。大学審議会の決定を受け、池田博士の人間主義に基づく卓越した目的への行動を評価し、平和推進のための輝かしい業績を認め、世界市民である博士に対し、本学最高の顕彰を授与いたします。教育・文化の分野における池田博士の粘り強い行動は、世界に新たな地平を開きました」とスピーチしました。

本学の創立者池田先生は、代読された謝辞の中で、「貴セルジペ州が生んだ、偉大なる詩人がおります。ブラジル文学アカデミーの名誉ある先哲で、本年、生誕180周年を迎えたトビアス・バヘットであります。大いなる魂の飛翔を謳い上げた詩人の“心の翼”は何であったか。それは『感謝』であります。『感謝の心は永遠不滅の美徳である』と、彼は語りました。 本日、貴国の最高峰の科学と教育の殿堂・貴セルジペ連邦大学から賜りました栄えある名誉学位を、私は満腔の感謝を込めて拝受させていただきます」と述べ、「『よどみなき成長』の人華の園を」、「『生活の大地』に不屈の勝利劇を」、そして、「『持続可能な開発』へ若き世界市民の連帯を」との3点について言及されました。
授与式終了後、アントニオリ総長一行は、本学で学ぶブラジルからの留学生と懇談しました。留学生からは、「格差が広まるブラジルにあって、社会に貢献する大学を拡大する取り組み」「国連が掲げる『持続可能な開発目標』(SDGs)の中で注目している取り組み」などについて質問が寄せられ、活発な議論が行われました。
ページ公開日:2019年08月05日