本学文学部の蝶名林亮講師の編著『メタ倫理学の最前線』が、本年9月20日（金）に勁草書房より出版されました。

本書は、倫理学研究の中心分野であるメタ倫理学に関するわが国ではじめての本格的な研究論文集です。アリストテレス、ヒューム、カントなどの歴史上の哲学者のメタ倫理学説から始まり、メタ倫理学の中心的な話題である道徳的実在論を巡る問題、道徳に関する進化論的な説明とメタ倫理学の関係、実験哲学や言語哲学との関係など、様々な重要課題を扱った一書となっております。

編著者を務めた蝶名林講師は、「現在の日本の哲学界において精力的に研究活動をしておられる各分野のエキスパートの方々にお集まりいただき、よい論文集を作成することができました。私自身もとても勉強になりました。お手にとって頂ければ幸いです」と述べました。