• NEWS
  • 「2019年東アジア学校カリキュラムと教授法研究大会」を本学で開催しました

2019年11月20日

「2019年東アジア学校カリキュラムと教授法研究大会」を本学で開催しました

11月17日(日)、本学中央教育棟で「2019年東アジア学校カリキュラムと教授法研究大会」(主催:創価大学教育学会、共催:首都師範大学、創価大学教育学部・同教職大学院)が開催されました。

同研究大会は、グローバル時代において、多様な文化性を有する東アジアにおける特色ある学校カリキュラムの開発や理論の構築、及び実践を目指すことを目的としたものであり、中国、ロシア、韓国、インド、そして日本などの国々から、小学校の教員、教頭や校長など管理職、教員養成にかかわる大学の研究者、大学院生などが一堂に会しました。

研究大会の冒頭、本学の馬場善久学長が挨拶に立ち、創価教育の父・牧口常三郎先生の『創価教育学体系』が発刊された11月18日を目の前に開催されたことの意義に触れつつ、大会の成功に期待を寄せました。
午前の部では、中国・首都師範大学研究所所長の郜舒竹教授が「教科の授業研究の目指すものとは」とのタイトルで、また創価大学教育学会長・長島明純教授が「創価教育の背景にある生命への眼差し」とのタイトルで、それぞれ講演を行いました。その後、中国の北京航空航天大学実験学校小学部の李蘭瑛校長、杭州師範大学教育学院の肖正徳教授、山東省臨沂大学の李中国教授、そして本学教職キャリアセンターの佐久間洋子講師の4人が登壇し、多角的な観点からのシンポジウムが行われました。
午後の部では、次の3つの分科会、「小学校の教科内容とその発展」「小学校カリキュラムとその目的」「学習過程と子どもの成長」が設けられ、18人の研究発表に基づいて活発な議論が展開されました。
研究大会の総括として、本学教育学部長の鈴木将史教授は、参加者への謝辞とともに、「今後も理論と実践を融合した教員養成の在り方を追究していきたいと思います」と語りました。
なお、研究大会に先立ち、中国から20名あまりが来日して研修に参加し、11月12日(火)~16日(土)にかけて市内の公立小学校と創価小学校の授業を見学するとともに、市内公立小学校では中国の小学校教員が算数科の授業を行うなど、授業実践の面でも交流がなされ、有意義な機会となりました。

参加者からは次のような声が寄せられました。
  • 今まで社会のための教育や国のための教育をずっと考えていましたが、人間に焦点を与えないと、その人の幸福をつくることができないと認識を新たにしました。(中国の大学教員)
  • 今まで落ちこぼれている子どもにはどうすればよいかをずっと悩んでいましたが、今回はその手探りの手ごたえをつかめるようになりました。帰国し教室に戻って早速取り組みたいです。(中国の小学校教員)
ページ公開日:2019年11月20日