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2019年12月09日

ロシア連邦のミハイル・ガルージン駐日大使が本学で記念講演を行いました

12月2日(月)、ロシア連邦のミハイル・ユーリエヴィチ・ガルージン駐日特命全権大使夫妻が本学を訪問し、本学S201教室にて「日露関係の発展」とのテーマで記念講演を行いました。

ガルージン大使は、モスクワ大学在学中の1982年から83年の期間、本学に留学し日本語を学ばれました。1983年にロシア外務省に入職後、駐日公使や駐インドネシア大使などを歴任し、2018年1月に駐日特命全権大使に就任しました。また、ロシア外務省きっての知日派として知られており、ゴルバチョフ元ソ連大統領やエリツィン元ロシア大統領の通訳として、対日外交の重要局面に立ち会われるなど、日本とロシアの外交の一翼を担ってきました。

また、2016年に本学に設置した、日本の大学で唯一となるロシア文化・ロシア語教育のための「ロシアセンター」開設にご尽力くださり、2018年6月には、大使就任後初となる講演会を本学で開催しました。今回の記念講演は、これまでの交流がきっかけとなり、本学の日露友好交流45周年を記念して、共通科目授業「人間教育論」の中で開催しました。
講演は日本語で行われ、現在の日露外交の代表例として「エネルギー安全保障」や「地域交流」等の5つを挙げながら、ロシア外交の課題や現在の国際関係と今後の見通しなどを話されました。

ガルージン大使は、本学への留学中の思い出を述懐されながら、「創価大学の留学で学んだことは、私の仕事や人生にとても活かされています。昨今の日露交流イベントにおいても、ロシア語を学んだ創大生が必ず参加し活躍してくれており、本当に素晴らしく思っています。ロシアと日本が協力することによって、これまでも多くの有意義な結果を生み出してきました。今後も文化をはじめさまざまな交流を通して信頼関係を強め、世界各国とのつながりも大事にしながら協力しあうことが発展の鍵だと思います。みなさんもさらにロシアのことを学んでいってください」と語りました。

講演後、参加した学生からは、ロシア語を交えて講演に対する感謝が述べられ、ガルージン大使は日露交流や学生時代の思い出などの質問に応じ、学生へエールを送りました。
また、今回の訪問では、ロシアセンターも見学されました。
ページ公開日:2019年12月09日