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2019年12月16日

本学経済学部の勘坂ゼミ生が規格外野菜の学内販売を実施

本学経済学部勘坂ゼミ3年生の春日沙織さん、後藤花音さん、川岡華恵さんの3名が、12月10日(火)12:00~15:00に、学生ホール前で「学生昼市」として規格外野菜等の販売を行いました。JA八王子の協力のもと、店頭販売には向かない規格外や訳ありの野菜や果物、地元の八王子市の農家で採れた品物などの販売を行いました。

この販売会は、勘坂ゼミの課題解決型のゼミ学習の一環で、春日さんらが注目した「学生の野菜不足」という課題解決に対するリサーチを行う中で、JA八王子園芸センターへヒアリングしたことがきっかけで実現しました。学生が野菜を購入しない主な理由として、「野菜の価格が高いこと」「近所のスーパーマーケットや八百屋まで購入しに行くことが面倒であること」が挙げられ、それらを解決する策として、味は店頭に並んでいるものと変わらないが、形や色が劣っているため出荷することできない規格外の野菜や果物を学内で販売することを試みました。販売会では、野菜を活用した簡単なレシピも展示し、通行する学生に呼びかけました。

購入した男子学生(文学部・4年)は、「友人から販売会のことを聞いて来店しました。大学の中で新鮮な野菜を購入できて、とても便利です。表示ラベルも丁寧に書いてあるので安心です。今夜は購入したショウガを使って、ブリ大根を作ります」と感想を話してくれました。協力してくださったJA八王子の担当者は「思った以上に、多くの学生に来店いただき、驚いています。学生に広く認知してもらえることは、とても嬉しいです」と語りました。

販売会を企画した春日さんらは、「これまで私たちは地道なヒアリングと分析を重ね、学生の野菜不足の解決策を日々考えていました。農家の方々からお話を聞く中で『生産者の思いが消費者に届いていない』ことも実感し、JA八王子と連携した学生昼市実施することにしました。総勢111人もの学生と教職員が野菜を購入してくれ、このような機会が、必要とされていることを強く実感しました。次の開催を期待する声も多く寄せられ、大変嬉しく思っています。『規格外野菜×野菜不足の大学生』という考えのもと発案に至った学生昼市ですが、国連の掲げるSDGsの『人々の健康促進』と『食品廃棄ロスの削減』にも寄与できる取り組みだと感じています。もっと多くの人に学生昼市を知ってもらい、この活動を広めていきたいです。開催にあたりご協力下さったJA八王子の皆様と学内職員の方々に、とても感謝しています」と述べました。
ページ公開日:2019年12月16日