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2022年01月04日

2022年新年のご挨拶 学長 馬場善久

本年は箱根駅伝の総合7位・3年連続シード権獲得という素晴らしい出発をきることができました。駅伝関係者ならびに全国・全世界で本学にご支援をいただいている方々に感謝し、皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。

昨年1年間もコロナ禍での教育・研究活動ではありましたが、十分な感染対策を講じたうえで、対面授業を中心にオンラインを活用しながら実施してまいりました。教職員、学生、そして、多くの皆様のご協力に心からの感謝を申し上げます。本年4月からの2022年度の授業方針については、キャンパスで学生が共に学びあう対面授業を原則に準備を進めているところです。

本学では創立50周年を迎えた昨年4月に、2030年を見据えた新たな中長期計画「Soka University Grand Design 2021-2030」を始動しました。特に多様性豊かなキャンパス構築を目指した取り組みにおいては、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」事業で前回(2018年)の中間評価に続いて、最高評価「S」を獲得しました。また、QSアジア大学ランキングで総合351~400位(国内58位タイ)にランクアップすることができました。「価値創造x SDGs」シリアルイベントなどの50周年記念事業も多くの方々のご協力で成功裏に終了することができました。

研究分野では、国の重点学術研究の1つである「ヒューマングライコーム(糖鎖)」研究の推進をはじめ、発展途上国における持続可能な社会構築を目指したエチオピアでの国際共同研究など、SDGsに貢献する活動にも力を入れてまいりました。また、コロナ禍でも学生の活躍は目覚ましく、ロボカップ2021のリーグ優勝をはじめ、各種ビジネスコンテスト優勝や国際会議への参加、地域貢献の活動、資格試験、音楽、スポーツなど多彩な分野で日頃の活動成果を発揮し、素晴らしい結果を残しました。その他、昨年の主なトピックは「2021年 創大10大ニュース」を是非ご覧ください。

本年は新たなグランドデザインの2年目に入ります。50周年記念事業では、これまでの理念と伝統を継承しつつ、「価値創造を実践する『世界市民』を育む大学」をテーマに、「教育」、「研究」、「SDGs」、「ダイバーシティ」の4つの分野で掲げた取り組みを着実に推進し、あらゆる変化に対応して学び続ける力、他者の幸福に貢献できる力を身につけた世界市民を輩出していきます。本年は、特に各機関との連携して、共同研究の推進やシンポジウムの開催などを通して、「世界市民教育」の拠点として着実に前進していきます。

本年も創立者池田先生が示された建学の精神を根本に、多様性豊かなキャンパスで学生一人ひとりの可能性を開花させていけるよう、教職員一同、一層努めてまいる所存です。

2022年1月 創価大学学長 馬場善久
ページ公開日:2022年01月04日