本学理工学研究科博士後期課程の学生の筆頭論文が学術的影響度の高い国際誌『Chemosphere』に受理されました

本学理工学研究科・博士後期課程2年小平友大さんの筆頭論文「Mitigation of Ammonia Volatilization from Organic and Inorganic Nitrogen Sources Applied to Soil Using Water Hyacinth Biochars」が国際的な学術誌『Chemosphere』(注)に受理されました。

窒素肥料施肥後の土壌からはアンモニアと呼ばれるガスが排出されます。これにより、作物生長に必要な窒素が土壌から失われ、作物の収穫量が減少します。今回の小平さんの論文では、水草バイオマスの熱分解(炭化)処理後に得られるバイオ炭を土壌施用することで、無機態および有機態窒素肥料施肥後の土壌からのアンモニアの損失削減およびその詳細メカニズムを解明することに成功しました。

本研究の一部は、SATREPS-EARTHプロジェクトの一環として実施されました。

共著者:Desalew Fentieさん(理工学研究科博士課程学生)、Mekuanint Lewoyehuさん(理工学研究科博士課程学生)、Tassapak Wutisirirattanachaiさん(理工学研究科博士課程学生)、Ashenafei Gezahegnさん(バハルダール大学博士課程学生)、Solomon Addisu准教授(バハルダール大学)、佐藤伸二郎教授(創価大学理工学部)
(注)『Chemosphere』はScopusにおける分野最大パーセンタイルが98%(Public Health, Environmental and Occupational Health)、Cite scoreが15.8、インパクトファクター(IF)が8.1であり、学術的影響度が非常に高い雑誌です。

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