理工学研究科博士後期課程1年の髙橋優希さんがポスター賞を受賞

6月20日(金)に兵庫県姫路市で開催された「2025年度日本蛋白質科学会正会員総会」において、本学理工学研究科生命理学専攻博士後期課程1年の髙橋優希さんがポスター賞を受賞しました。
本研究では、サンゴ由来レクチンが持つ細胞凝集活性と細胞傷害活性を制御し、簡便に変換させることに成功しました。特に、細胞を破壊する傷害活性を示す際のレクチン分子の会合メカニズムを詳細に解析しました。これら二つの活性を使い分けることで、レクチンは細胞増殖を阻害するため、抗がん剤や抗ウイルス薬としての応用が期待されます。
受賞にあたり髙橋さんは、「このたびは栄えあるポスター賞を頂き、大変光栄に思います。本賞は多くの優れた研究の中から選ばれるものであり、受賞の難しさを実感しております。指導教員の郷田秀一郎先生をはじめ、共同研究者の皆様のご協力があってこその成果であり、深く感謝申し上げます。今後もさらなる研究を重ね、学術の発展に貢献できるよう努めてまいります。」と語りました。