本学学生の提案により東京富士美術館にシェアサイクルが設置されました

東京富士美術館でシェアサイクルの設置を提案する様子

本学経済学部の掛川三千代ゼミの提案が後押しとなり、本学近郊の東京富士美術館にシェアサイクルが設置されました。

本学では昨年4月から掛川ゼミの提案を受け、トヨタモビリティ東京株式会社と契約を結び、キャンパス内に地域住民も利用できるシェアサイクル「HELLO CYCLING」を導入しました。その後、同ゼミは事業者から提供される利用データと学外専門家の助言をもとに、バス利用と比較したシェアサイクルの二酸化炭素の排出削減量を算定してきました。

その結果、2024年5月から12月末までの8ヶ月間で合計8,674回のシェアサイクルの利用があり、八王子駅から本学間のバス利用に比べ、約1.86トンCO₂相当の削減に貢献できたことが分かりました。また、学生の研究チームが実施した利用者アンケートでは、「バス運賃と比較してシェアサイクルの料金が安い」点と「利便性の高さ」がシェアサイクルの高い利用に繋がっていることが明らかになりました。

これらの研究結果をもとに、本年3月に東京富士美術館を訪問した同ゼミは、環境に優しい交通手段としてのシェアサイクルの利便性を説明し、脱炭素に向けた美術館へのシェアサイクル設置を提案しました。その後、8月7日(木)に同美術館へのシェアサイクル設置が実現しました。

担当教員の掛川教授は、「創価大学へのシェアサイクル導入も学生の研究がきっかけでしたが、今回は利用分析と二酸化炭素排出削減量の算定という具体的な研究成果が、東京富士美術館による導入を後押しとなり、地域の脱炭素社会実現に向けた取り組みに学生が貢献する形となりました」と述べました。

研究の中心メンバー
本研究の中心メンバー
掛川ゼミで本研究を引き継いでいる学生
掛川ゼミで本研究を引き継いでいる学生
東京富士美術館のシェアサイクル設置場所
東京富士美術館のシェアサイクル設置場所
Share