理工学部教授陣らがまとめた「地球を救うグリーンテクノロジー」が人気ランキング1位(環境・自然部門)を獲得

理工学部グリーンテクノロジー学科(2026年開設)の教授陣らが執筆した「環境人材」のための入門書、「地球を救うグリーンテクノロジー」(戸田龍樹・井田旬一・佐藤伸二郎編、第三文明社)が9月16日に発刊され、セブンネットショッピングの環境・自然部門の人気ランキングで1位(10月3日現在)を獲得しました。
本書は、気候変動をはじめとする地球規模の課題に対する革新的な解決策としてのグリーンテクノロジーの現状と課題を考察し、持続可能な社会の実現に向けた道筋を探る書籍です。単なる技術紹介にとどまらず、社会実装への課題、産業界の動向、地球の未来展望まで包括的に論じていて、「環境人材」育成を考えた内容になっています。SDGs、カーボンニュートラル、脱炭素社会といったキーワードが日常となった現代において、極めて時宜を得た一冊となっています。
編者らは、「本書を通じて、グリーンテクノロジーの内容とそれが環境と社会に与える影響が理解され、地球環境問題の解決に向けた技術と社会実装の重要性がより社会に普及することを期待しています」と述べました。

教授
戸田 龍樹
トダ タツキ
- 専門分野
修復生態学、水圏生態学、水圏生物生産科学、水処理技術・工学、プランクトン工学
- 研究テーマ
- 水生植物バイオマス由来の液分を用いた高速メタン発酵処理と微細藻類培養
- ホテイアオイの搾汁液を基質としたメタン発酵グラニュール形成
- 水草のメタン発酵前処理としての熱加水分解および水蒸気爆砕の最適化
- 流体解析による無動力攪拌メタン発酵槽の撹拌・構造の最適化と処理性能評価
- 鶏糞のメタン発酵処理に向けたアンモニア発酵条件の検討
- 塩分順化による微細藻類の有用性物質生産
- 微細藻類培養における土壌抽出物質添加の影響評価
- 微細藻類培養におけるCO2供給の濃度および間欠攪拌の影響評価
- バイオガス由来のCO2を用いた微細藻類の大量培養
- 異なる窒素供給化における微細藻類の光合成活性および増殖速度の評価
- 海産カイアシ類の色素蓄積に関する研究

副学長・教授
井田 旬一
イダ ジュンイチ
- 専門分野
ナノ材料・ナノバイオサイエンス、機能材料・デバイス
- 研究テーマ
- 感温性ポリマーの合成と重金属イオン回収への応用
- 二酸化炭素分離の為のアミン修飾メソポーラスシリカ膜の開発

学科長・教授
佐藤 伸二郎
サトウ シンジロウ
- 専門分野
土壌化学、土壌物理、バイオ炭、廃棄物処理、バイオマス再利用、メタン発酵消化液、熱帯土壌、熱帯林、植物栽培、有機肥料、緩効性肥料、栄養循環、重金属、汚染処理、ファイトレメディエーション
- 研究テーマ
- 循環型社会形成のための有機系廃棄物の土壌有効利用
・ バイオ炭による土壌改良効果と農作物生産
・ メタン発酵消化液による農作物への施肥効果 - 熱帯土壌保全
- 循環型社会形成のための有機系廃棄物の土壌有効利用