チームSOBITSが知能ロボット競技の世界大会「RoboCup 2026」に出場!総合成績13位、ポスター発表で世界4位の結果を収めました
6月30日から7月6日にかけて韓国・仁川で開催された、知能ロボット競技の世界大会「RoboCup 2026」に、本学理工学部の崔龍雲研究室、萩原良信研究室、鈴木彰真研究室のメンバーで構成される研究チーム「SOBITS」が出場しました。
同チームは世界から24チームが参加した本大会において、「@Homeリーグ」に出場し、フィジカルAI(VLA:Vision-Language-Action)対応の双腕ロボット「SOBIT HOME」を新たに導入しました。結果として「Human Robot Interaction Challenge」で5位(820点)、「General Purpose Service Robot Challenge」で9位(605点)を記録。総合成績では13位(1531.6点)となり、競技得点は前回出場の2023年フランス大会から飛躍的に向上し、順位も中位グループへと前進しました。
また、研究内容を説明する「ポスター発表」では、世界の強豪チームがひしめき合う中で4位(36.6点)と、国際的にも高い評価を受けました。
さらに、チームリーダーを務めた本学理工学研究科博士後期課程のバレンティン・ケイトさんが、ドイツで開催される次年度のRoboCup世界大会 @Home Leagueの「*Technical Committee(技術委員会)」(日本チームから1名のみ)に選出されました。
大会期間中、学生たちは競技に挑むだけでなく、世界各国の研究チームと技術的な議論や情報交換も行いました。
* Technical Committee(技術委員会)とは、RoboCup世界大会の@Homeリーグにおいて、ルールの策定や競技の総合的な評価などを担当する意思決定機関であり、前年の世界大会で優秀な成績を収めたチームのメンバーや、技術力が高く、コミュニティへの貢献度が高い人物から、参加チームや世界中の関係者による投票や互選によって選出されます。今回の選出は、SOBITSのこれまでの国際的な活動や技術的貢献が認められた快挙であり、本学学生が世界大会の運営や技術議論に直接関わる、貴重な機会となります。
【出場学生コメント】
■チームの中心的役割を担ったシム ジアハオさん(理工学研究科情報システム工学専攻 修士2年)
世界トップレベルのチームや研究者と技術を競い、意見を交わしたことは、自らの研究を見つめ直す大変貴重な経験となりました。RoboCupは単なる競技ではなく、社会貢献という共通の目標に向かって技術を高め合う場であり、複雑な家事に挑むロボットの姿に、未来の実現を着実に実感しました。この経験を今後の研究や「SOBITS」の発展に生かし、これからも社会に役立つロボットの実現を目指して挑戦を続けてまいります。
■Technical Committeeに選出されたバレンティン ケイトさん(理工学研究科情報システム工学専攻 博士2年)
2023年の初出場での悔しさを糧に、3年以上かけて開発した新型ロボット「SOBIT HOME」で挑んだ今大会は、支えてくれた全メンバーの努力のおかげで全力を尽くすことができました。目標には届かなかったものの、得られたフィードバックは一流の研究チームを目指す大きな糧となりました。
また、次年度世界大会の技術委員会(TC)メンバーに日本から唯一選出されたことを大変光栄に思います。ルールの公平性を保つとともに、私たちが取り組んできたロボット技術のオープンソース化など、科学的貢献度が適切に評価される仕組みづくりに貢献し、今後もロボティクス分野全体の発展に寄与してまいります。
【関連リンク】
教授
崔 龍雲
チエ ヨンウン
- 専門分野
知覚情報処理・知能ロボティクス
- 研究テーマ
ステレオカメラによる距離計測システム
准教授
萩原 良信
ハギワラ ヨシノブ
- 専門分野
知能ロボティクス、知能情報学
- 研究テーマ
- 生活物理支援ロボットの学習、認識、予測に関する計算モデルの開発
- 人とロボットの共創的学習のための記号創発システムの基盤技術開発
准教授
鈴木 彰真
スズキ アキマサ
- 専門分野
ユーザーインターフェース、感性情報学、計測工学
- 研究テーマ
人ーコンピュータ間の直感的インターフェースに関する研究