榎木 英介氏による講演の様子

2023年01月19日

研究倫理教育オンラインセミナーを開催しました

2022年12月16日(金)と2023年1月12日(木)に、研究倫理教育セミナーをオンラインで開催し、80名を超える教職員および大学院生が参加しました。

本セミナーは、非意図的に研究不正行為が発生するリスクが増加していることに伴い、本学での研究不正行為を防ぐことを目的に開催しています。2022年度は、2名の講師をお招きし、日英両言語での開催となりました。

12月16日(金)には、「研究公正の現状と課題」と題して一般社団法人科学・政策と社会研究室 代表理事の榎木英介氏が講演され、海外から見た日本の研究公正の現状と課題や、身近な研究不正の事例を分かり易く解説していただきました。

また、1月12日(木)には、東京大学名誉教授のロバート・ゲラー氏を講師に迎え、「Essentials of Research Integrity -How you can avoid trouble-」とのテーマで、外国人教員や大学院留学生を対象に、英語で講演いただきました。講演では、最新の捏造や改ざん、撤回論文などの不正事例を基に、実験や論文発表において注意すべき点について紹介がありました。

参加した教職員からは、「研究倫理の知識がないと、非意図的に不正行為に繋がる危険性があること、正しいと思っていた論文が不正行為を行っており、撤回となる可能性があることを学ぶことができた」、「授業でライティングをさせる機会が多くあるので、育成という観点からも学生に剽窃に対する注意を喚起していきたい」、「現実的なケースを数々提示いただき、参考になった」等の感想が寄せられました。
ロバート・ゲラー氏による講演の様子
 
ページ公開日:2023年01月19日