SATREPS-EARTHプロジェクトエチオピア側メンバーがシンポジウムにてBest Presentation Awardを受賞!

2024年2月13日、エチオピア・アジスアベバの国際畜産研究所(ILRI)で行われたETH-Soil プロジェクト第二回土壌シンポジウムにて、SATREPS-EARTHプロジェクトメンバーであるインジバラ大学のEwunetu Tazebew講師がBest Presentation Award を受賞しました。

ETH-Soil プロジェクトとは、エチオピア・オロミア地域における土壌修復と小規模農家の食糧安全保障推進を目指してドイツバイオマス研究センターが実施しているプロジェクトです。今回のシンポジウムは、エチオピアの土壌肥沃度再生のために、バイオ炭由来の肥料について研究者等が経験を発表し、知見を交換するプラットフォームとして開催されました。

Ewunetu 講師は、SATREPS-EARTHプロジェクトの一環として実施されたバイオ炭由来の原産有機肥料(BIF)の研究ついて、“Optimizing Soil Health and Agricultural Productivity with Biochar based Indigenous Organic Fertilizers in Acidic Soils: Insights from Northwestern Ethiopia“ との表題で発表を行いました。発表では、エチオピアの亜熱帯高地における酸性土壌とエチオピアで主食として用いられている穀物「テフ」の生長に対するバイオ炭の効果および原産の有機改良剤と組み合わせたバイオ炭の効果が示されました。
Ewunetu講師は、BIFの導入により土壌特性と作物収量が大幅に改善されたと結論付け、同様の土壌肥沃度の課題に直面しているより大きな農民コミュニティに利益をもたらすために拡大していくことが重要であると強調しました。

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