理工学部・後藤勇太さんが、CGIP 2025で「Best Presentation Award」受賞!

理工学部情報システム工学科4年の後藤勇太さん(宍戸研究室)が、2025年7月11日から13日に中国・天津で開催された「3rd International Conference on Computer Graphics and Image Processing (CGIP 2025)」において、Best Presentation Awardを受賞しました。
CGIP 2025は、コンピュータグラフィックスと画像処理の分野における新たな進歩と研究成果を発表する国際会議です。本会議は、世界中の主要な研究者、エンジニア、科学者を集め、国際的な交流を促進することを目的として開催されました。
スノーボード競技のパフォーマンス可視化で受賞
後藤さんが発表したのは、「Visualization of Performance Status in Snowboard Parallel Giant Slalom」と題された研究です。これは、スノーボード競技におけるトップアスリートの移動軌跡と速度情報を競技映像に重ね合わせ、パフォーマンス状況を可視化する画期的な手法を提案するもの。競技映像における視点やカメラ姿勢の変化を補正することで、競技者の動きと速度を正確に推定・可視化することに成功し、その独創性と発表内容が高く評価されました。
国際交流で得た貴重な経験
受賞した後藤さんは、今回の経験について次のように語っています。
「今回の発表を通して、国際的な研究者との交流を深められたことは、私自身の大きな成長に繋がったと感じています。中国で、研究に関する貴重な知見を得られただけでなく、その豊かな文化や歴史に触れる機会も得られました。印象的だったのは、あらゆる場所でキャッシュレス決済が浸透している点です。日本もこのような利便性の高い社会になることを期待しています。また、訪問前は中国の方々に対して漠然としたイメージを抱いていましたが、実際に交流してみると、その優しさに触れ、多様な価値観を持つ人々がいることを改めて実感しました。この経験を活かし、今後も研究に邁進していきたいと思います。」
後藤さんの受賞は、本学の研究が国際的な舞台で高く評価された証であり、今後のさらなる活躍が期待されます。
