創価大学大学院理工学研究科のValentin Keithさんと萩原准教授が『日本ロボット学会賞』を受賞

受賞したValentin Keithさんと萩原准教授
ロボットの組み立てを行うValentin Keithさんと萩原准教授

 創価大学大学院理工学研究科博士後期課程1年のValentin Keithさんと萩原良信准教授が、日本ロボット学会より「日本ロボット学会賞」を受賞しました。受賞理由は、ロボカップ@ホームにおける新競技「Kachaka Challenge」の創設に対する功績です。
受賞の詳細は以下のとおりです。

受賞題目:「ロボカップ@ホーム Kachaka Challengeの創設」
・受賞者:水谷彰伸、Valentin Keith、寺田耕志、萩原良信、岡田浩之 

 Valentin Keithさんと萩原准教授は、2025年5月2日から5日に開催されたロボカップジャパンオープン@ホームリーグにおいて、Preferred Robotics社の協力のもと、AI家具「Kachaka」を活用した新たな生活支援タスク「Kachaka Challenge」を設計しました。本チャレンジは、家庭向けロボットによる片付け作業「Extended Tidy Up」をテーマに、Kachakaとシェルフを用いて複数の物体を効率的に運搬・収納する競技です。
 特にValentin Keithさんは、JST「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択されたSOKA-SPRINGの一員であり、同競技の企画と運営の主要な役割を担いました。AIロボット分野におけるベンチャー企業と大学・研究組織の協力によって実現したこの取り組みは、産学連携の好例であり、今後の多様なキャリアパスでの活躍が期待される融合型博士人材の姿を示すものです。
 なお、本受賞は2025年8月に開催された日本ロボット学会理事会にて正式に承認されました。

准教授

萩原 良信

ハギワラ ヨシノブ

専門分野

知能ロボティクス、知能情報学

研究テーマ
  1. 生活物理支援ロボットの学習、認識、予測に関する計算モデルの開発
  2. 人とロボットの共創的学習のための記号創発システムの基盤技術開発
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