第8回 SOKA-SPRING 異分野融合キャリア開発・育成セミナーを開催しました!

セミナーでの講演の様子
研究成果の発表・ゲストスピーカーの講演・パネルディカッションなどが行われました。

 10月16日(木)、本学理工学部棟にて「第8回 SOKA-SPRING 異分野融合キャリア開発・育成セミナー」が開催され、学生、教職員など約40名が参加しました。SOKA-SPRING(創価大学 次世代研究者挑戦的研究プログラム)は、科学技術振興機構(JST)の支援を受け、博士後期課程学生の自由で挑戦的な研究を支援するとともに、多様なキャリアパスの開拓を後押しするプログラムです。本セミナーは、その活動の一環として、支援対象であるSOKA-SPRING選抜生が企画・運営の主体となり、開催されました。

 セミナーの第1部では「多分野融合・国際交流コロキウム」を実施。選抜生である荒川秀美さん(理工学研究科博士後期課程)が「データ駆動型解析による疾患糖鎖バイオマーカー候補分子の探索」と題して、Fofou Yonta Tostaniさん(理工学研究科博士後期課程)が「C. elegans キネシンをモデルとした Eg5 の生体内光制御に関する予備的研究」と題して、それぞれの研究成果を発表しました。専門外の参加者にも分かりやすく研究の魅力を伝え、分野を超えた連携の可能性を探りました。

 続く第2部では「博士人材の多様な進路を知る自主的交流会」と題し、アカデミア以外の分野で活躍する博士号取得者を招待しました。Institute of Epigenetics and Stem Cells (IES),  Helmholtz Munichの博士研究員のFederico Pecori氏が「発生から再生へ-科学における私の旅」をテーマに、株式会社東京設計事務所の西健斗氏が「博士号はゴールではなくスタート-社会人としての活かし方」をテーマに、それぞれ実体験に基づきご講演いただきました。

 講演後には、選抜生も交えたパネルディスカッションも行われ、「研究で培ったスキルがキャリアにどう活きるか」というテーマに対し、参加者から寄せられた多くの質問に答え、活発な議論が展開されました。

 会場では終始、活発な質疑応答が交わされ、参加者にとって学術的視野を広げ、自らのキャリアを多角的に考える有意義な機会となりました。SOKA-SPRINGでは、経済的支援に加え、選抜生が主体となって運営するこうしたキャリア開発プログラムを通じて、社会の様々な分野で活躍できる次代を担う研究者の育成に、今後も取り組んでまいります。

参加者の集合写真
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