理工学研究科・山﨑賢三朗さんが「映像表現・芸術科学フォーラム2026」で優秀発表賞を受賞!

映像表現・芸術科学フォーラム2026で優秀発表賞を受賞した山﨑賢三朗さん

理工学研究科博士前期課程の山﨑賢三朗さん(宍戸研究室)が、2026年3月2日に東京工芸大学で開催された「映像表現・芸術科学フォーラム2026」において優秀発表賞を受賞しました。本フォーラムは、映像情報メディア学会 映像表現&コンピュータグラフィックス研究会、画像電子学会、芸術科学会、CG-ARTSが主催する学術会議で、映像表現やコンピュータグラフィックス分野の最新研究が発表されます。

山﨑さんは「陸上競技3000m障害走における粒子拡散確率モデルを用いた動作可視化手法」と題した研究を発表しました。障害飛越や着地時の動きの乱れは、速度やピッチのみでは十分に捉えられないという課題に対して、本研究では新たな可視化手法を提案しました。具体的には、実際の走行軌跡と平滑化した参照軌跡との差を確率微分方程式に基づく拡散係数として扱い、動作の乱れを粒子の広がりと色の変化として描画します。その結果、着地や他選手との接触によってバランスを崩した場面が視覚的に明瞭に示され、数値だけでは把握しにくい動きの質を直感的に捉えられることを示しました。

審査員からは、金融工学のアルゴリズムを陸上競技の映像解析に導入した独創性と、その手法から得られた分析結果の興味深さが高く評価され、今回の受賞につながりました。本研究は、既存の試合映像から動作の乱れを客観的に評価できる可能性を示すものであり、スポーツ映像解析の新たな展開が期待されます。

粒子拡散確率モデルを用いた3000m障害走の動作可視化手法について発表する山﨑賢三朗さん
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