共生創造理工学科の特長

SDGsに貢献し、社会に新たな価値を創造する理工系人材を養成!

Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)を総合的に学ぶSTEM教育とデータサイエンスをベースに3つの専門領域「応用化学、生命科学、環境システム」での学修を通して、地球市民としてSDG’s達成に貢献する人材を育成します。

INTERVIEW

環境問題は私たちの身近な問題。 身近な問題だからこそ、環境保全に貢献していきたい。


共生創造理工学科
環境土壌学研究室4年※
中野渡 真弓
※取材時の所属です。

共生創造理工学科を志望されたきっかけを教えてください。

私は中学生の時から理系分野に関心があり、特に建築に興味を持っていました。大学進学を考えるにあたり、建築に興味はあったものの、ただ好きという動機だけで建築の分野に進んで良いものか不安もあり、もう少し広い分野を見た上で決めたいな思い、創価大学のオープンキャンパスに参加して、キャンパスの建物がすごく綺麗でびっくりしたのと、迎えてくださった先輩たちがとても親切だったこと、そして創価大学の理工学部は幅広い分野から自分の学びたい事が見つけられそうだったので、最終的に創価大学理工学部共生創造理工学科への進学を決めました。

建築分野ではなく環境分野に進んだ動機を教えてください。

大学2年次の秋学期に履修した環境教育論という授業です。この授業の中で、「地球が壊れる前に」というドキュメンタリー映画を観る機会がありました。この映画は、米国の有名俳優が国連平和大使として、世界を旅した様子を映したドキュメンタリー映画であり、気候変動はどのように地球や私たちの生活に影響を及ぼしているのかを視察した内容です。私はこの映画を観て、自分たちの便利な暮らしが実は、はるか遠くにある貧しい地域の人々の暮らしに悪影響を及ぼしていることを痛感しました。環境問題がどのような原因で起こり、どのような影響があるかを学ぶ事ができ、もっと自分は環境分野で貢献していきたいなと思って志望しました。

環境土壌学研究室での研究内容を教えてください。

研究テーマは、「ホテイアオイ原料の炭団燃焼時における生成ガスの評価」です。この研究の背景は主に2点あります。1点目は、エチオピアにあるタナ湖で、ホテイアオイという水草が過剰繁茂することによる、生態系破壊等の問題です。2点目は、エチオピアで、調理用燃料源として薪炭材が利用されることによる森林減少の問題です。これらの背景から、代替燃料としてホテイアオイを原料とした炭団(固形燃料)を有効活用できないかと考えました。炭団は、木炭と比較すると長時間保温が可能で、発熱量が高いなどの特徴があります。しかし、燃焼した際に発生するCO2やNOxなどの有害ガスが発生するため、そのガスを減らす研究をしています。

研究室での学びを生かした将来の目標を教えてください。

環境理工学領域では、エネルギーや海洋プラスチックといった身近な暮らしの分野から、気候や地球科学といった大規模な分野まで、幅広い内容を学ぶことができ、新しい知識を得るきっかけとなりました。そうした学びを生かして、将来は、環境問題を視野に入れながら、身近な居住環境をより良いものに改善していく事業に携わりたいと考えています。私は、大学入学前から建築関係に興味がありましたが、この大学4年間の学びの中で、環境問題・環境分野にも興味を持ちました。脱炭素やSDGsといった環境保全に視点を当てながら、人々の暮らしや生活をサポートしていく中で、社会貢献していきたいと考えています。
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