GCP生が第76回日米学生会議に参加しました

8月3日(土)〜24日(日)、アメリカで開催された第76回日米学生会議(Japan-America Student Conference)に、本学理工学部4年の石上諒さん(GCP生)が日本代表として参加しました。

日米学生会議は、1934年に創設された日本最古の国際学生交流プログラムで、外務省や文部科学省、米国大使館の後援を受けて開催されています。日本とアメリカよりそれぞれ28名の学生が選抜され、 今回はロサンゼルス、ニューオーリンズ、ワシントンD.C.にて、1ヶ月間共同生活を送りながら、多岐にわたるテーマで学術的な議論と対話を行いました。会議全体を通じて、世界中の問題について学生同士が活発な議論を交わすとともに、日米両国の参加者間の相互理解を深め、日本社会の発展に貢献する人材を輩出することを目的としています。

このプログラムへの参加は、緻密な分析能力やリーダーシップ、多角的な問題意識などが求められる厳しい選考を経て決定されるもので、過去には第78代内閣総理大臣の宮沢喜一氏や米国元国務長官ヘンリー・キッシンジャー氏も参加しており、二国間の重要な国際的交流の一環として位置付けられています。日本からは東京大学、京都大学、慶應義塾大学などからの学生が参加しており、石上さんは創価大学理工学部から初めて参加しました。

石上さんは、「私は、工学的なアプローチで既存の国際的な協力制度を改善することを目指しています。多くの参加者が国際関係や政治、経済学を専攻している中で、問題解決に向けた数理的な考え方を議論に活かすことが大きな挑戦となりました。様々な政府機関を訪れる中で、他国籍・他分野・他大学の学生との粘り強く鋭い議論を心がけ、複雑な問題に対し、多角的な議論がいかに必要かを実感した貴重な経験をさせていただきました」と述べました。

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