2021年12月4日（土）、5日（日）の２日間にわたり、八王子学園都市センターにて「第13回大学コンソーシアム八王子学生発表会」（主催：大学コンソーシアム八王子、後援：八王子市教育委員会）が開催されました。2021年春学期に共通科目『共通総合演習I』を履修した近藤良美さん（文学部4年）が、期末プロジェクトを元に提言をまとめ「大学の空き教室を利用した無料塾」とのタイトルで発表し、口頭発表（オンライン）部門で準優秀賞を受賞しました。この発表会では大学コンソーシアム八王子に加盟する大学等の学生によって、過去最高の199件の発表が行われました。

　この発表では「大学の空き教室を活用した無償の学校外教育機会の提供によって、相対的貧困世帯の子どもの進学率向上に繋がり、貧困の世代間連鎖を断ち切ることができる。利用者にとっては大学をより身近に感じ大学進学をしたいと思うようになる。この取り組みが広がれば、無料塾通いと大学進学を見込んで八王子に移住する家族も増え、市としてのメリットにもなる」と提言をしました。

　入賞した近藤さんは「学生生活の締めくくりとして『学外の学生発表会で自分のアイデアを提案する』機会を持てたことは、とても貴重な経験でした。立案に際しインタビューに応じてくださったり、応援してくださったりした方々にも感謝の思いでいっぱいです。また、多くの方が参加する中、準優秀賞という結果を残すこともでき、大きな自信になりました。これからも、学生時代に身につけた力を生かして世の中で起きている問題を自分ごととして捉え、どうすれば解決できるだろうかと探求し行動に移しながら、人々の幸福に貢献する人に成長してまいります」と受賞の喜びと決意を述べました。

この発表会では、他にも創価大学・創価女子短期大学の多くのゼミから入賞者が誕生しました。

近藤さんの研究成果の詳細：「大学の空き教室を利用した無料塾」

参考：第13回大学コンソーシアム八王子学生発表会　受賞者一覧