【地域研究A】授業内オンライン交流会を開催しました!

12月16日(火)、「地域研究A(日印関係)」授業の一環として、デリー大学スティーブンス・カレッジのS.グプタ教授・学生と本学学生によるオンライン交流会を実施しました。
インドの学生からはインドの歴史や若者文化について、本学学生からは日本の学生生活や年中行事、知育菓子、剣道、推し活、アニメ・マンガ文化などが紹介され、活発な意見交換が行われました。 (担当教員:学士課程教育機構・寺本羽衣准教授)

本交流会は、インドおよび日印関係について学んだ後に毎学期実施している取り組みで、「地域研究A」の授業の集大成として、相互理解と知見を深めることを目的としています。学生にとっては、講義や文献で得た知識を実際の対話の中で確かめ、異なる視点に触れる貴重な学びの機会となっています。

このオンライン交流は2021年から実施しており、国際交流を授業に組み込んだ学士課程教育機構の実践的な教育の一例となっています。

<交流相手>

University of Delhi, St. Stephens College, Advanced Diploma in Japanese Language

(デリー大学セント・スティーブンスカレッジ日本語上級ディプロマ課程)

スウィーティー・グプタ先生(非常勤講師)、学生のみなさん

<履修生の感想>

➀今回交流を通して、日本とインドの関係が良好であることを感じた。インドの学生が、日本について勉強を始めた背景に、日印関係の深さを語ってくれた。また、「昨日の自分よりもいい人になる」との軸を教えてくれて、国境は違えど、皆がそれぞれの場で社会に貢献しようと奮闘していることを実感した。皆が日本に愛をもってくれている分、私たち日本人も他国に関しての理解を深め、語学を勉強していく必要性があると考えた。

➁日本では計画通りに進めることが重視されるが、インドでは状況に応じて判断を変えることが自然だと話していた。多少の遅れやトラブルが起きても、過度に焦らず「何とかなる」と考える姿勢が印象的だった。この経験を通して、異なる文化背景を持つ人と話すことで、自分の当たり前が当たり前ではないことに気づくことができた。今後は、多様な価値観を理解し、柔軟に物事を考えられるようになりたいと思った。

➂今回の交流会では様々な経験を得ることができた。私たちは日本の正月の文化について紹介したが、インドでは新年を特別な日と捉える文化はなく、私たちとの差に驚いた。また、インドではいまだに早婚・児童婚や女性の社会的不利、教育格差などが残っている地域があると知った。実際の経験を交えながら話してくださって説得力があり、年始のプレゼンに繋げられる有意義な情報も得ることができた。今回のディスカッションでインドと日本の文化の差や、社会の差を学ぶことができた。これを基に良いプレゼンにできるよう頑張りたい。

 

参加者①
参加者②
デリー大学学生によるインド文化紹介
グループディスカッション①
グループディスカッション②
グループディスカッション③
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