フランス語

 国連では英語とフランス語が公式言語として公認されているため、国連機関などで働こうとすれば、この2言語の習得が求められます。 また、国際的政治組織として2年ごとに開催される「フランス語圏首脳会議」があり、フランコフォニ一(フランス語圏)憲章参加国(参加55か国中、正式加盟国49か国)で構成されています。 このようにフランス語はフランス本国だけでなく、カナダ(ケベック州)をはじめ、スイスの一部、ベルギー、ルクセンブルグなどの欧州地域、中東のレバノン、さらには西アフリカ地域を中心に公用語としてアフリカ大陸の20か国以上で使用されています。

 フランス語と言えば、フランスの文化(文学、料理、音楽、絵画など)がまず挙げられますが、世界の地域研究を行う場合でも極めて有効な言語なのです。ことに、西アフリカ地域を研究する場合は不可欠と言っても過言ではありません。言語を学ぶことは目的ではありません。あくまでも言語は自分が目的とすることを達成するための重要なツール(道具)なのです。

 創価大学の交換留学制度には、フランスのグラン・ゼコールの一つに認定されたノヴァンシア高等専門学校をはじめ、カナダ(ケベック州)のモントリオール大学とラバル大学、西アフリカのセネガル共和国には、多くのアフリカの指導者を輩出している国立ダカール・シェック・アンタ・ディォップ大学等があります。
 
 皆さんは是非、これらの高等教育機関に留学し、幅広い教養、価値観を身につけていただきたいと思います。