Global Lecture Series #6
第6回Global Lecture Series: 2014年10月24日
ゲストスピーカー、フェイス・アマノ氏 Free the Children Japan(FTCJ)
イベント記事
アマノ氏は、Free the Childrenの創設者の1人であるクレイグ・キールバーガー氏に関する感動的な話から講演を始めた。キールバーガー氏にとって、世界の子供の人生に変化をもたらし、状況を変えることは幼い頃からの目標であった。彼は資金や設備よりも、献身的な行動により成功を収めた。この話を通して、アマノ氏は情熱さえ持ち続ければ自然とチャンスは訪れ、成功できると参加者に訴えた。これはFree the Childrenのもっとも伝えたいメッセージである。すなわち、子供や若者達は、自分たちが深く問題意識をもっているテーマに、それぞれのスキルや興味を活かすことで、真の変化をもたらすことができると。

次にアマノ氏は、アメリカでの大学時代からさまざまなキャリアを経て、現在のFree the Children Japan に至るまでの自身の経験を語った。その道のりは平坦な道とはかけ離れたものであったが、信念を強くもち、人を助けたいという意思で献身的に動けば、全ての経験がチャンスをつかむことにつながると訴えた。ボランティアスピーカーとして参加していた上智大学のMomoさんは、高校生の頃からアマノ氏と一緒に活動している。彼女は大学生の視点から、大学生にしかない特権を活かし目標を達成することができると語り、その特権の1つとして大学教授とのつながりを活用することをあげた。教授らは多くの課題を学生に課す一方、それぞれの専門分野でエキスパートであるゆえ、さまざまな人とのつながりや的確なアドバイスを与えてくれる貴重な存在であると語った。
アマノ氏はその後参加者に、各自がどのような変化をもたらすことができるか考えてみようと問いかけた。その後参加者はグループに別れ、実践的でかつ即時に行動に起こせるアイディアを話し合った。講演とワークショップは最後にアマノ氏自身による、感動的な歌とギター演奏で終了した。本講演は感動的な素晴らしい内容であり、参加者全員に、実際に自分たちが実践できる行動とは何かを深く考える機会を与えてくれた。
