海外研修

WLCでは、本学交流校の一つであるフィリピン・イースト大学で約10日間、英語を学ぶプログラムを毎年春夏の長期休業期間に実施しています。

 

研修の概要

WLCの海外研修は、英語教授法のエキスパートである本学のWLC教員がイースト大学の英語教員と共同でカスタマイズした現地での語学研修に加え、事前・事後研修を本学内で行うことで、学生の語学力向上に力を注いだ研修です。
学生交流など、アクティビティが充実していることが本プログラムの特色です。

【開催時期】夏季:8月上旬、春季:2月下旬、3月上旬、3月中旬 
      計4回それぞれ11日間(移動日含む)
※2020年度春季はオンラインで開催しました。
【研修先】フィリピン・マニラ イースト大学カロオカンキャンパス
【研修内容】現地での実践的な英語研修、NGO訪問(講演)、学生交流、日帰り旅行、マニラ市内観光
      ※参考:2019年度イースト大学研修スケジュール
【募集人数】各回30名程度 ※本学教職員が1名引率します。
【応募資格】学部生
【参加費用】約21万円 ※航空運賃、宿泊費、海外傷害保険料、朝食・昼食代
      ※大学より奨学金が2万円支給されます。
【認定単位】「海外英語研修Ⅰ~Ⅵ」のうち2単位(22年度入学生)※PF評価
      「EnglishⅠ~Ⅳ」のうち2単位(21年度以前入学生)※PF評価
【選考方法】語学試験のスコアや志望動機などで総合的に判断します。
【応募方法】詳細は毎年5月、10月に募集説明会、募集要項を
ポータルサイト上の「お知らせ一覧」にて発表します。

【研修実施実績】2018年度96名(3研修)、2019年度61名(2研修)、2022年度100名(4研修)


 

参加体験記

訪問した中学校の生徒たちと(手前右が宇原さん)
宇原由維さん(経済学部48期)

はじめての海外経験
 この研修は私にとってはじめての海外経験でしたが、出発前に抱いていた不安が全て消え失せるほど、現地は恵まれた環境で、イースト大学の学生をはじめとする人々の温かさに最初から感動するばかりでした。どこまでも私たちを歓迎してくれる彼らの姿をみて私自身、すごく安心したのを覚えています。

 キャンパス内では、自由に現地の学生達と話す時間がたくさんあるため、多くの友達ができました。会話をしているとき、相手はたくさん話してくれるのに自分は言いたいことが思うように英語で言えず、悔しかった日もありました。しかし、日を重ねていくうちに以前よりスラスラ英語が出てくるようになっていったときは本当に嬉しくて、英語での会話が何十倍にも楽しく感じました。
 文法を気にして、間違いを恐れて話さないことほど面白くないことはありません。この研修は、自分がどれだけさまざまな場面でガッつき挑戦していけるか、ということで価値が変わっていくのだと強く思います。実際、あの時にできた現地の友達とは、今でもSNSを通して交流することができています。
イースト大学の学生との文化交流にて
刺激を受けた現地中学生の熱意
 研修では、グループごとに現地のマーケットや幼稚園に行く機会がありました。
 そこで私のグループはある中学校に行き、授業に参加させて頂きました。そこでの光景は今でも鮮明に覚えています。
 まず教室に入ると子供たちが我先にと席を譲ってくれ、授業に必要な紙を、自分のノートからちぎって差し出してくれました。私はその真心に心から感動しました。人は親切心を持っていても、時々勇気が出ずそれを心に閉まってしまうときがあります。ですがどんなに温かい心を持っていても、それを出さなければ意味をなさないのだということ、人として1番大切なことに気づかされた気がしました。
 授業では、先生の質問に対して全員が、答えさせてくれと言わんばかりに手を挙げていて、あれほど活気に満ち溢れた教室は見たことがないというほどでした。私もこの子達を見習おうとあの時強く思ったのをきっかけに、今は以前とは違った心で授業を受けるようになりました。

 

 
小旅行先の美術館の庭園で
人生の糧になる研修
 この10日間、他にもさまざまな場面で日々、色々なものを得ることができました。小さなことがきっかけで、自分の考え方が変わったりするなかで、視野を広げることの大切さを改めて実感しました。
 この研修で私は、自分が思っていた以上のものを得ることができたと思っています。それは英語学習への情熱であったり、同じ研修に行った仲間たちと築けた深い絆でもあります。今もこの学内外で皆がそれぞれ頑張っていると思うと、私も頑張ろうと思え、日々切磋琢磨できていると感じています。本当に、行ってよかったと心から思っています。
 
 何か一歩踏み出したいと思っている方、海外に行ってみたい!と思っている方など、どんな方でも是非フィリピンに行っていただきたいです!そしてそれが今後の人生の糧になることを強く願っています!