天谷ゼミ

ゼミテーマ「マーケティング・リサーチと統計解析」

ゼミ紹介

学ぶ内容
マーケティングにとって統計学は必要不可欠であり、広範囲にわたってさまざまな統計的手法が使われています。演習では、初めにマーケティング・リサーチの方法について詳しく学びます。リサーチに必要な実践的内容が含まれています。次に、マーケティングの諸問題に対して統計学的アプローチやスキルを学びます。マーケティングに必要なデータ分析スキルとは、確率分布や仮説検定、推定などの統計学の基礎知識と実践的によく使われる多変量解析、そしてパソコンによるデータ解析です。多変量解析と聞くと、数学が苦手だから引いてしまう人もいますが、マーケティングにおいて多変量解析を使う場合は、難しい数式の展開を行わなくても理解することができます。数学的理解よりも、「多変量解析で何ができるのか」、「どのような分析目的の場合どの手法が適切なのか」、「分析結果のデータをどう解釈するのか」といったことが、より重要になります。人工知能(AI)の時代においてデータ分析はビジネスパーソンの必須アイテムです。本演習では、文系学生でもビジネスデータが扱え、マーケターになるための基礎を学んでいきたいと思います。
ゼミ生が取り組んでいる研究テーマ
「化粧品の購買行動における口コミの影響」をテーマにしてインフルエンサー・マーケティングの今後の課題について分析を行ったり、「冬に若者が好むアイスクリームのコンセプト」をテーマにしてコンジョイント分析によってコンセプトを導出したり、「日本の老齢化社会における地域活性化マーケティング」をテーマにして地域価値を創り高める方法を提示したりしています。ほとんどが具体的なリサーチと統計分析を伴った研究です。
ゼミ生の声 ①何を学ぶゼミなのか / ②実際に学んだ内容
・小向結さん(4年生)

①天谷ゼミでは、主にビジネスエコノミクスを勉強しています。統計学を用いたマーケティングリサーチについて学びます。また、地域活性化がテーマの八王子コンソーシアムというプレゼン大会に出場し、授業で学んだことを実践的に考えていきます。卒業論文では、ゼミ生の多くが統計学的分析を用いて研究を深めています。

②授業で学んだことを参考に自らテーマを設定し、統計学を用いてレポートを作成しました。私はアルバイト先の顧客満足度について調査しました。八王子コンソーシアムは3年の前期から準備を始め、夏にはゼミ合宿を行いました。後期はプレゼン内容の仕上げを行い、12月の大会に出場しました。4年生は主に卒業論文の作成です。

・陶山優さん(3年生)

①マーケティングにおける統計的分析を学びます。マーケティング戦略の基礎知識を修得し、社会課題を取り上げ統計的アプローチについて研究していきます。併せて、補完授業として天谷教授担当のビジネス統計を受講しながら統計学を深く掘り下げ、より発展的な課題解決能力の定着に取り組んでいます。
②はじめに企業戦略や競争戦略などのマーケティングの基礎知識について学び、続けて仮説検定や多変量解析について学びました。演習Ⅱでは3つのグループに分かれてそれぞれ社会課題を取り上げ、解決策を導き出すべく研究を行っています。(例:飲食業界の課題テーマ「with コロナでも経営維持するための戦略立案」)

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