中村ゼミ

ゼミテーマ「ESG(環境・社会・ガバナンス)の視点から見た「サステナブル企業」における金融・財務的分析」

ゼミ紹介

学ぶ内容
「金融」は経済の血液と言われます。現代は、社会の中の「お金(資金)」の流れが変化してきており、その使い方次第で社会を良くも悪くもすることができます。この問題意識のもと、中村ゼミでは、金融・財務の知識に基づいてグローバルな社会問題の解決に取り組んでいきます。研究テーマであるESG投資やソーシャル・ファイナンスとは、格差、貧困や環境問題の解決を目指す、社会で意義のある企業への投融資のことであり、ノーベル平和賞受賞者M.ユヌス氏の創設した貧者のためのグラミン銀行もその一つといえます。また奨学金も学生の夢を支援する金融の仕組みです。このように、お金の使い方には「哲学」が重要であり、ゼミ生達は金融の仕組みを学んだ上で格差や貧困など社会課題解決のための社会を変えるという思いを以て研究に励みます。
ゼミ学習プログラムは、3年次前期は専門書の輪読とプレゼンによって基礎知識の蓄積と共有化を図ります。次に問題解決型の自主的学習として、後期に日経STOCKリーグや日銀学生グランプリの学生大会に挑戦し、社会問題の分析力を磨きます。また「サステナブル企業」とは何かについて考え抜くために、文献・ヒアリング調査や財務データ分析を行う研究プロセスも学びます。4年次にはゼミ活動で学んだ集大成として「卒業論文」をまとめあげます。


ゼミ生が取り組んでいる研究テーマ例
地方創生における地方銀行の行方 - 地域密着型金融で地方を再生する-
地域課題解決に向けてクラウドファンディングの活用の可能性 -長期的な地域活性化における新たな金融のあり方-
ESG投資と女性活躍-女性社員雇用と女性管理職と業績の関係性から-
フィンテックの視点から見た日本における電子決済の考察
個人投資家の存在が企業業績に与える影響についての分析-大戸屋のM&A事例から-
日本における家族・同族経営(ファミリービジネス)の展望 -独ミッテルシュタット社の比較から-


ゼミ生の声
西海 藍 さん(4年)
ゼミの魅力は、ゼミ生一人ひとりが主体性を持って勉学に励んでいることです。それぞれが社会課題に関心を持ち、サステナブルな思考で課題解決に取り組んでいます。またゼミ以外の活動に積極的な学生も多く、様々なところで頑張る姿に刺激をもらいます。明るく、学生の成長を思ってくださる中村先生のもと、社会の基盤である金融の知識を学び、切磋琢磨できる仲間との議論の中で、思考力や人間力を磨いていけるゼミです。

野見彩珠 さん(4年)
中村ゼミでは社会的責任投資(SRI)に関する教材を通し、社会の基盤である金融の役割について学んでいます。金融の基礎知識を身に着けた後は、学生が興味関心を持った社会課題について研究に励み、仲間と議論しあい学びを深めていきます。ゼミ以外の活動も主体的に取り組む学生が多く、互いに刺激を受けながら活動できます。また中村先生は学びや将来の進路など常に相談にのってくださり、学びを深め、人間力も鍛えることができます。

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