本学理工学研究科の学生が「DICOMO2024」にて「ヤングリサーチャー賞」を受賞
理工学研究科 博士前期課程 情報システム工学専攻2年の須藤智也さんが、「マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2024)シンポジウム」にてヤングリサーチャー賞を受賞しました。
DICOMOは情報処理学会の10研究会が主催しています。情報処理学会は1960年に設立され、2024年3月末現在では学生会員3,101名を含む2万人以上の会員で構成されています。シンポジウムは研究者間の議論と交流の場として年1回合宿形式で開催されており、本年度は3日間の日程で248件の発表がありました。
須藤さんの発表は、「不正コード検出のためのソースコード分割手法の検討」で、ソフトウェア開発において第三者のソースコードを取り入れる際のセキュリティリスクを、ソースコードとドキュメント文の関連度から検出する手法を提案するとともに、その構成要素として複数の分割アルゴリズムを比較したところ、プログラムスライスによる分割を適用した場合に高い精度かつ頑健な検出が可能であることを示しました。
受賞した須藤さんは、「自分の研究成果を人に伝えるという点について課題に感じていたため、今回の受賞は自分にとって大きな進展だと感じています。他の学生や研究者の方と深い議論ができ、大変意義のある3日間となりました。」との感想を寄せてくれました。