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国際日本学メジャー
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開講ゼミ一覧

《日本語教育》 守屋 三千代 教授
認知言語学の観点から、日本語文法をはじめ、サブカルチャーや広告など、国内外の言語現象を分析します。外国人生徒を含むクラスでの国語科教員や、海外での日本語教師も視野に入れて研究を進めます。

《社会学》 フィスカーネルセン アネメッテ 准教授
日常生活に根差した人類学的洞察と、特定の価値観と行動につながる人々の概念的基礎との理論的関与、また、より広範な社会学的および歴史的研究により、現代世界の知的分析を行う能力を開発することが容易になります。アイデンティティ、マイグレーション、ジェンダー、環境、消費、メディア、社会運動、ポピュリズムや多文化主義などの現象を含む現代の社会的、政治的問題を研究することを通して、分析能力と実践的な能力を身につけます。国際日本学メジャーでは、グローバルな視点から日本の社会に特化して学びます。エッセイとクラス発表を通し、2年間で、充実したアカデミックライティングスキルとパブリック・スピーキング能力を身につけるとともに、創造的で新しい考え方を学びます。

《文化人類学》 井上 大介 教授
文化人類学における基本的な思考法をベースに、異文化理解に関する身近なテーマを設定し、論文作成のための文献蒐集を行い、関連文献ならびに調査の進展状況に関する発表を課題とします。

《日英語比較研究》 高橋 正 教授
日本語と英語の違いを①日英語の言語表現の違いの奥にはどのような文化・人間観の違いがあるのか、②日英の認識の仕方の違いが言語構造や文法にどのような違いとなって現れているか、認識・文化・人間観の違いまで突き詰めて解明するのが研究テーマです。

《明治語の研究》 金子 弘 教授
現代語のルーツに直結する近代の言語としての「明治時代語」について考えます。現代語に近い明治期の日本語について理解を深めることによって、現代語に対する見方も養っていけます。

《イギリス文学》 鈴木 邦彦 教授
シェイクスピアの全体像(生い立ち、劇場構造、演劇事情、演出の変遷など)を明らかにしたうえで、作品の一部を読み解きながら、小説とは違う「演劇」ならではの面白さを探りたい。ほかに、イギリス文学の中から各自興味のある分野を見つけ、研究発表をしていく。

《近代日本文学》 山中 正樹 教授
<近代日本文学>を題材に<文学>研究の方法を学びます。さまざまな角度から<作品>を解読する技法を学んでいきます。文章を「読む」ことだけでなく「書く」こと、さらには「物事を多面的にとらえ」「自分の意見を持つこと」にもこだわっていきたいと思っています。

《日本古典文学》 平林 香織 教授
日本古典文学の研究方法について学び、古代から近世までの日本の古典文学作品の解析を行います。古典籍(和書)の扱いや崩し字の解読に関する技法を修得し、古典文学作品を書かれた時代や歴史的背景の中で考えます。また、作品の解釈をとおして現代のわたしたちの表現や思想に通じる普遍性を見出します。

《西洋哲学》 伊藤 貴雄 教授
ヨーロッパ哲学史上最大の巨人であり、現代哲学の基礎を作ったカントの著作などを学びながら、グローバル化する現代の思想的・社会的課題への示唆を読み取り、問題解決への方途を探ります。たとえば、自由とは、正義とは、世界市民とは、等々の問いを皆で議論しながら、多角的な視点で世界秩序を捉え直していきます。さらに、哲学は、私たち自身の人生観・価値観を大きく広げ、深めてくれます。人類的古典(グレートブックス)に触れ、自分で考える勇気や、他人と討議する力を養い、未来を生き抜く「創造的精神」を身につける演習にしていきたいと思っています。

《日本近現代史の基礎研究》 季武 嘉也 教授
幕末以降から現代にいたるまでの日本の歴史について、まず、史料を読むということで歴史がどのようにして成り立っているのかを理解します。さらに、概説書を読んで、現代の日本社会がどこからきて、どこに向かおうとしているのかを探ります。その上で、自由なテーマで卒論を書いてもらおうと思っています。

《歴史社会学》 小林 和夫 教授
これまで日本占領期のインドネシアに関する研究を進めてきました。近年の研究関心は、アジア・太平洋戦争と学知、科学の体制化、軍産官学複合体などです。「不思議なものを感じとる感性」を大切にしながら「歴史」の問題を社会学的な視点から考察します。歴史社会学的な問題設定、視覚、アプローチ、解釈を学び、「現代」でも展開・応用が可能な感性を身につけてください。

《ポピュラー・カルチャー研究》 森下 達 准教授
わたしたちが日々親しんでいるマンガや映画といった文化は、社会の中でどのような位置を占めているのでしょうか? 受容のされ方に着目して、そうしたポピュラー・カルチャーのありようを考えていくのがこのゼミです。また、議論の中では、ストーリーや表現に目を向けることもあるでしょう。受容だけでなく、作品の表現を論じることも可能です。授業では主として、関心のある作品とその受容についての分析や、関連文献の紹介・批判などをやってもらいます。