カリキュラム

4年間の学びの流れ

文学部では、学生の皆さんが学びたいことを思う存分に学び、進むべき進路を考え・決定し、そしてそれらに必要な力を身につけてもらえるよう、下記のようなカリキュラムを組んでいます。

大学4年間の大まかな流れは、次のとおりです。

1年次

「初年次セミナー」(春学期)と「人間学」(秋学期)、および12の専攻分野(11メジャー・1専修)のイントロダクトリー科目(入門科目)を中心に幅広く学びながら、学問の基本と広い視野を身につけ、進むべき専攻分野や将来の進路を考えていきます。なお、秋学期の後半に行われるSOKAジェネリックスキルテストは、2年次の「文学部の学びとライフデザイン」の履修条件になっていますので、必ず受験してください。

2年次

専攻分野をさらに絞り込み、「文学部の学びとライフデザイン」およびイントロダクトリー科目に加え、その分野のベーシック科目(基礎科目)、さらにはアドヴァンスト科目(応用科目)を学んでいきます。そして秋学期には、3年次以降の専攻分野ごとの演習(ゼミ)を選択します。

3年次

選択した専攻分野のゼミを中心に、関連する分野のベーシック科目とアドヴァンスト科目を学びながら、自分の進路を明確にしていきます。

4年次

ゼミで専攻分野の学びを深めながら、4年間の学生生活の集大成として卒業研究Ⅰ・Ⅱに取り組み、就職活動とあわせて、社会で活躍するための最終の準備をします。

学習アドバイザー制度

文学部は自由に科目を履修できることがひとつの特徴ですが、その反面で「どの科目を取ればいいのか、わからない」というケースも考えられます。そのため、1年次は基礎ゼミ(初年次セミナー)の担当教員が学生アドバイザーとして、メジャーや履修科目の選択などについての相談に応じます。

また文学部では、「学部アドバイザー」を設置し、大学内の諸機関と連携しながら、学習上のさまざまな悩みや相談に対応する体制をとっています。

2023年度入学者以降カリキュラム

2023年度より、創価大学は新カリキュラムを導入します。これにより、学生の自主的な学びと多様なキャリアへの対応が強化されます。新教育方針は基礎教育の充実、専門知識の深化、実践的スキルの習得に重点を置き、グローバルな視野と社会で即戦力となる人材育成を目指します。

英語文化メジャー

深い専門知識と異文化理解に支えられた本物の英語力と人間力を!

英語文化メジャーでは、語学力を磨きながら、英語という言語はどのような言語なのか、英語はどのように習得されるのかについて専門知識を身につけます。同時に、英米文学や、英語文化の背景にあるヨーロッパ・アメリカの歴史や哲学も学びながら、英語を取り巻く文化や社会への理解を深めます。将来、幅広い分野で活躍できるよう、実践的英語コミュニケーション能力と異文化理解の力を培う学びをしていきます。

主な開講科目

イントロダクトリー
  • 英語文化への招待
ベーシック
  • English for Humanities A I/II 
  • English for Humanities B I/II 
  • Oral Communication in English I/II
  • Academic Writing A/B
  • 英語学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 現代英文法
  • 英語音声学
  • 日英語比較概説
  • 第二言語習得論入門
  • 英語科教育法Ⅰ・Ⅱ
  • 日英翻訳演習
  • 英語通訳演習A
アドヴァンスト
  • 認知英語学
  • 中・古期英語史と文化
  • 近代英語史と文化
  • 日英語比較研究
  • 第二言語習得論
  • 英語科教育法Ⅲ・Ⅳ
  • 英語通訳演習B
  • 英語翻訳論
  • Text Studies

開講ゼミ一覧

第二言語習得研究・英語教育

大崎 さつき 准教授

「やる気はどうやって維持すればいいの?」「効果的な勉強法とは?」など英語学習に関する疑問に対して知見をもとにした「解答」を与えてくれるのが第二言語習得研究です。本ゼミでは、学習者の多様性に着目しながら、第二言語習得研究にもとづいた効果的な学習方法や指導方法を探求していきます。

アメリカ演劇

大野 久美 教授

ユージン・オニールをはじめとするアメリカ演劇の代表的な劇作家を取り上げ、心理学的な観点も踏まえて、台詞やそこに込められた作者の心に迫ります。また、さまざまな演劇を鑑賞し、演劇に親しみながら、人間にとって演劇とはどのような存在か、皆で考えます。

人間主義英語教育:その理論と実践

尾崎 秀夫 准教授

人間主義英語教育の特徴は、① 外国語の習得には知識・スキルだけでなく、学習者の人間性の変容が求められる、② 知識・スキルの習得と人間性の変容を統合していく過程に価値創造が含まれる、と考えることです。人間主義英語教育の理論と実践を学び、人間主義英語教育のエキスパートを育成することが当ゼミの目標です。

英米児童文学

熊田 岐子 准教授

児童文学には、当時の時代背景・文化背景はもちろんのこと、子どもがどのように捉えられてきたか、教育されていたかが映し出されています。本ゼミでは、様々な背景を持つ児童文学を取り扱い、英米の歴史・文化・思想・教育観等を辿っていきます。同時に、扱った児童文学が影響を受けている文学作品にも触れることで、知識を深めていくことを目指します。

日英語比較研究

高橋 正 教授

日本語と英語の違いを①日英語の言語表現の違いの奥にはどのような文化・人間観の違いがあるのか、②日英の認識の仕方の違いが言語構造や文法にどのような違いとなって現れているか、認識・文化・人間観の違いまで突き詰めて解明するのが研究テーマです。

英語学

藤本 和子 教授

言葉はたえず変化しています。現代英語の変化や使用を学ぶとともに、英語と社会や文化との関係を考えていきます。このことは、言語と人間社会が、いかに密接に関係しているかという発見につながります。日常生活の中での言葉遣いについて「なぜだろう?」と考える姿勢を養い、場面や状況に合わせた英語使用、話し言葉・書き言葉の違い、フォーマル・インフォーマルな言葉遣いの違い、英語表現の容認度の違いを認識した効果的な英語運用ができることをめざします。

シェイクスピア劇と翻案

馬 玉晶 講師

シェイクスピアが時代や国境を超えて人々を魅了するのは、彼の作品の多様なアレンジやさまざまな解釈が可能であるからです。このゼミでは、シェイクスピア劇が映画、マンガ、現代劇の中で、どれだけ翻案されてきたか、かつシェイクスピアとポピュラー・カルチャーはどのような関わりがあるかを、社会的・文化的文脈から考察していきます。

英米クィア文学

藤倉 ひとみ 講師

英米文学の中でも、「クィア」(セクシュアルマイノリティ全般)的要素を含む文学、演劇、映画作品を取り上げ、これらの作品を通じて当時の英米のジェンダー観やセクシュアリティの概念について学び、作品に込められた作家の想いについて考察していきます。また、原作と演劇・映画を比較することで、いずれかでしか表現されない描写とその意図についても知ることができます。

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中国・アジア文化メジャー

中国語および中国・アジア地域の文化・社会について深く学び、文化交流やビジネスシーンで活躍するための語学力と教養を身につけよう!

海を隔てて日本に隣接する中国、そして日本・中国を含むアジア地域は、文化的、また政治・経済的にも密接に結びつき、互いに交流を重ねてきました。その一方で、日中関係や日韓関係、台湾問題など、いまだ多くの課題が山積している地域でもあります。これらの課題を解決へと近づけていくためには、相互コミュニケーションや文化交流を重ね、相手の社会や文化への理解と共感を深め、尊重しあっていくことが必要です。中国・アジア文化メジャーでは、中国語および中国学を中心として、アジア地域の社会と文化を幅広く学び、文化交流やビジネスシーンで活躍するための高い語学力と深い教養を養っていきます。

主な開講科目

イントロダクトリー
  • 中国・アジア文化入門
ベーシック
  • 中国語学入門Ⅰ・Ⅱ 
  • 中国語講読初級Ⅰ・Ⅱ
  • 中国語コミュニケーション演習初級Ⅰ・Ⅱ
  • 中国語文法初中級Ⅰ・Ⅱ
  • 中国語作文初中級Ⅰ・Ⅱ
  • 中国社会文化概論 
  • 東アジアの文化交流
  • 東アジア現代事情
  • 人類学的地域研究(アジア)
  • 中国文学
  • 映像から考える中国 
  • 東洋史概説
  • 中国近現代の歴史と思想
アドヴァンスト
  • 中国語学中上級A・B
  • 中国語コミュニケーション演習中上級A・B 
  • 通訳演習(日中)A・B
  • 通訳演習(中日)A・B
  • 東アジア共同体と安全保障論
  • 国際社会論
  • 現代中国論
  • 東アジア文化論
  • 東洋思想史
  • 中央ユーラシアの歴史と文化

開講ゼミ一覧

中国の歴史・文化・人物

高橋 強 教授

本学創立者は、中国の北京大学などで計8回に渡って学術講演を行われている。そこには、創立者の「中国観」「中国論」とも言うべき内容が読み取れる。創立者のこれら「中国観」「中国論」を解明しつつ、中国の「歴史・文化・人物」の研究を試みる。

中国語学

佐藤 素子 准教授

本講義は学習者が今までに習得してきた中国語の知識を土台に、文化背景などの要素に注目しながら、「中国語の正しさ」から「中国語らしさ」へと、表現法に重点を置き、視点を深めていきたい。

グローバル社会研究

樋口 勝 教授

今や、国際社会において中国は大きな影響力を持ち、中国抜きでは語れない時代になっている。本演習では、近現代の日中関係史を中心に、アジア、アメリカ等との関係及び現代の中国情勢を研究していきたい。

国際関係学

林 亮 教授

国際関係学は二度の世界大戦の反省から生まれました。コンピューターとインターネットで一体化した地球は、豊かさと格差による矛盾に満ちています。私たちは戦争を制御し、平和を実現するために国際社会を研究します。

東アジア史・中国伝統思想の現代的展開

村上 信明 教授

東アジア地域の歴史・文化・思想について学びながら、さまざまな社会や文化をもつ人々が共存する東アジア地域の多文化共生メカニズムと異文化交流の歴史について学んでいきます。また、中国の伝統思想である儒教や老荘思想を現代の私たちがどのように捉え、活用していけばいいのか、といったテーマについても学んでいきます。

 

仏教思想

松森 秀幸 教授

この演習は、仏教を研究対象とする「仏教学」という学問を専門とし、特に「諸経の王」として東アジアにおいて思想的、文化的に大きな影響を与えた鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』を学びます。『法華経』は紀元前一、二世紀頃にインドで成立したと考えられる大乗仏教経典です。東アジアでは三世紀(286年)に竺法護が『正法華経』としてはじめて翻訳しますが、五世紀始め(408年)に鳩摩羅什が『妙法蓮華経』として翻訳して以降、広く受容され、特に日本では思想的にも文化的にも大きな影響を与えました。演習では 鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』の講読を通して、仏教や『法華経』の基本的な知識を学びながら、仏教学の研究方法についても学習していく予定です。また、『妙法蓮華経』の思想が中国から日本、古代から近代に至るまで、どのように受容されてきたのかについても概観したいと思います。

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ロシア・ヨーロッパ文化メジャー

ロシア・ヨーロッパの歴史や文化を学び、卓越した語学プログラムによりロシア語を修得。ロシア・ヨーロッパのエキスパートに!

ロシア・ヨーロッパ文化メジャーでは、ダイナミックに変動し続けるロシアの歴史、社会や文化、ロシア語(公用語話者数世界第5位)、ヨーロッパとの繋がりを幅広く学びます。本学はロシア・旧ソ連邦諸国・ヨーロッパ諸国の大学と協定を結んでおり、ロシア語圏やヨーロッパ諸国への留学も可能です。ネイティブ・スピーカーや同時通訳者による卓越したロシア語教育プログラムを設置し、きめ細かい指導によって体系的にロシア語能力を養います。ヨーロッパ関連科目の履修のみでもメジャー修了要件は満たします。

主な開講科目

イントロダクトリー
  • ロシア・ヨーロッパ文化入門
ベーシック
  • ロシア語文法初級Ⅰ・Ⅱ
  • ロシア語文法中級Ⅰ・Ⅱ
  • ロシア語リーディング入門Ⅰ・Ⅱ
  • ロシア語ライティング入門Ⅰ・Ⅱ
  • ロシア語コミュニケーション初級Ⅰ・Ⅱ
  • ロシア語コミュニケーション中級Ⅰ・Ⅱ
  • ロシア文学入門
  • ロシアの歴史と文化
  • ヨーロッパ文学
  • 神話とフォークロア 
  • 西洋史概説
  • 西洋哲学史Ⅰ
アドヴァンスト
  • ロシア語文法上級A・B
  • ロシア語ライティング上級A・B
  • ロシア語コミュニケーション上級A・B 
  • メディアのロシア語
  • ロシア文学
  • ロシアの社会
  • ロシアのフォークロア
  • 東欧の歴史と文化 
  • 美学美術史
  • 西洋文化史 
  • 人間学外書講読(ロシア語)

開講ゼミ一覧

ロシア学

江口 満 教授

ロシア及び旧ソ連邦の文化・歴史・思想などロシア語圏の主な特色をつかみ、日本の文化と比較しながら、異文化理解を深めていきます。

ロシア文学

寒河江 光徳 教授

ロシア・フォルマリズム、バフチン、ロートマンなどの論文を読みながら、文学作品を分析する理論について学習をしていく。

ロシア・フォークロア

中堀 正洋 准教授

ロシアをより正しく認識するために、現代もなお文学作品、絵画、映画、音楽、バレエなど、ロシア文化に影響を与え続けているロシア・フォークロアについて学びます。具体的には、ロシア革命前、20世紀初頭までを中心としたロシアの民衆文化、特に昔話、英雄叙事詩、本当にあった不思議な話、儀礼歌などの口承文芸、教会暦と民間暦、教会の祝祭や農耕・牧畜などの歳時儀礼について学んでいきます。

西洋哲学

伊藤 貴雄 教授

ヨーロッパ哲学史上最大の巨人であり、現代哲学の基礎を作ったカントの著作などを学びながら、グローバル化する現代の思想的・社会的課題への示唆を読み取り、問題解決への方途を探ります。たとえば、自由とは、正義とは、世界市民とは、等々の問いを皆で議論しながら、多角的な視点で世界秩序を捉え直していきます。さらに、哲学は、私たち自身の人生観・価値観を大きく広げ、深めてくれます。人類的古典(グレートブックス)に触れ、自分で考える勇気や、他人と討議する力を養い、未来を生き抜く「創造的精神」を身につける演習にしていきたいと思っています。

西洋史

帆北 智子 准教授

西洋(ヨーロッパ、アメリカ)の歴史について幅広く学んでいきます。各ゼミ生が自身の研究テーマを主体的に追究できるよう、歴史学の特徴やその基礎的な研究手法を学び、必要に応じて原語文献の読解もおこないます。また、西洋史という切り口から歴史を学ぶことによって、現代社会が抱える諸問題や世界のありように対する洞察力を養ったり、自己の探求や他者との相互理解にも深く目を向けたりといった、歴史学がもつアクチュアルな側面にも触れてほしいと思います。

 
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国際日本学メジャー

「日本」の社会・文化・歴史・言語を深く学び、「日本」というコンテンツを世界に発信しよう!

国際日本学メジャーでは、まず世界の中に「日本」を位置づけ、地理的・歴史的特徴をふまえながら、その変遷をたどります。そして、これからの時代を他の文化の人々といかに共生すべきか、自身に何が貢献できるか、「日本」の独自性をどこに見出すべきかについて、自身の関心の高いテーマを選び、幅広い観点から研究します。このため、国際日本学メジャーには、「日本」を知り・「日本」を学び、「日本」を理解し、「日本」を発信するために必要な4系統の学問領域―①人文系・②社会・文化系・③言語系・④文学系の科目群を設置しています。

主な開講科目

イントロダクトリー科目は、「国際日本学の招待」、ベーシック科目は「国際交流と日本社会」を共通の科目として受験生、学生に提示します。他のベーシック科目とアドバンスト科目は、人文系、社会・文化系、言語系、文学系の4系統に分けて2科目ずつ提示しています。

イントロダクトリー
  • 国際日本学への招待
ベーシック
人文系
  • 歴史学概論
  • 哲学概論
社会・文化系
  • 文化人類学
  • 社会学概論
言語系
  • 言語コミュニケーション論
  • 社会で通用する日本語
文学系
  • 日本古典文学概論
  • 日本近代文学概論
アドヴァンスト
人文系
  • 東洋思想史
  • 日本思想史Ⅱ
社会・文化系
  • ディベート日本学
  • サブカルチャー論
言語系
  • 社会言語学
  • 現代日本語文法
文学系
  • 日本古典文学作家作品論
  • 日本近代文学作家作品論

開講ゼミ一覧

社会学

フィスカーネルセン アネメッテ 准教授

日常生活に根差した人類学的洞察と、特定の価値観と行動につながる人々の概念的基礎との理論的関与、また、より広範な社会学的および歴史的研究により、現代世界の知的分析を行う能力を開発することが容易になります。アイデンティティ、マイグレーション、ジェンダー、環境、消費、メディア、社会運動、ポピュリズムや多文化主義などの現象を含む現代の社会的、政治的問題を研究することを通して、分析能力と実践的な能力を身につけます。国際日本学メジャーでは、グローバルな視点から日本の社会に特化して学びます。エッセイとクラス発表を通し、2年間で、充実したアカデミックライティングスキルとパブリック・スピーキング能力を身につけるとともに、創造的で新しい考え方を学びます。

文化人類学

井上 大介 教授

文化人類学における基本的な思考法をベースに、異文化理解に関する身近なテーマを設定し、論文作成のための文献蒐集を行い、関連文献ならびに調査の進展状況に関する発表を課題とします。

日英語比較研究

髙橋 正 教授

日本語と英語の違いを①日英語の言語表現の違いの奥にはどのような文化・人間観の違いがあるのか、②日英の認識の仕方の違いが言語構造や文法にどのような違いとなって現れているか、認識・文化・人間観の違いまで突き詰めて解明するのが研究テーマです。

明治語の研究

金子 弘 教授

現代語のルーツに直結する近代の言語としての「明治時代語」について考えます。現代語に近い明治期の日本語について理解を深めることによって、現代語に対する見方も養っていけます。

近代日本文学

山中 正樹 教授

<近代日本文学>を題材に<文学>研究の方法を学びます。さまざまな角度から<作品>を解読する技法を学んでいきます。文章を「読む」ことだけでなく「書く」こと、さらには「物事を多面的にとらえ」「自分の意見を持つこと」にもこだわっていきたいと思っています。

日本古典文学

平林 香織 教授

日本古典文学の研究方法について学び、古代から近世までの日本の古典文学作品の解析を行います。古典籍(和書)の扱いや崩し字の解読に関する技法を修得し、古典文学作品を書かれた時代や歴史的背景の中で考えます。また、作品の解釈をとおして現代のわたしたちの表現や思想に通じる普遍性を見出します。

西洋哲学

伊藤 貴雄 教授

ヨーロッパ哲学史上最大の巨人であり、現代哲学の基礎を作ったカントの著作などを学びながら、グローバル化する現代の思想的・社会的課題への示唆を読み取り、問題解決への方途を探ります。たとえば、自由とは、正義とは、世界市民とは、等々の問いを皆で議論しながら、多角的な視点で世界秩序を捉え直していきます。さらに、哲学は、私たち自身の人生観・価値観を大きく広げ、深めてくれます。人類的古典(グレートブックス)に触れ、自分で考える勇気や、他人と討議する力を養い、未来を生き抜く「創造的精神」を身につける演習にしていきたいと思っています。

 

日本近現代史の基礎研究

季武 嘉也 教授

幕末以降から現代にいたるまでの日本の歴史について、まず、史料を読むということで歴史がどのようにして成り立っているのかを理解します。さらに、概説書を読んで、現代の日本社会がどこからきて、どこに向かおうとしているのかを探ります。その上で、自由なテーマで卒論を書いてもらおうと思っています。

歴史社会学

小林 和夫 教授

これまで日本占領期のインドネシアに関する研究を進めてきました。近年の研究関心は、アジア・太平洋戦争と学知、科学の体制化、軍産官学複合体などです。「不思議なものを感じとる感性」を大切にしながら「歴史」の問題を社会学的な視点から考察します。歴史社会学的な問題設定、視覚、アプローチ、解釈を学び、「現代」でも展開・応用が可能な感性を身につけてください。

 

ポピュラー・カルチャー研究

森下 達 准教授

わたしたちが日々親しんでいるマンガや映画といった文化は、社会の中でどのような位置を占めているのでしょうか? 受容のされ方に着目して、そうしたポピュラー・カルチャーのありようを考えていくのがこのゼミです。また、議論の中では、ストーリーや表現に目を向けることもあるでしょう。受容だけでなく、作品の表現を論じることも可能です。授業では主として、関心のある作品とその受容についての分析や、関連文献の紹介・批判などをやってもらいます。

日本古代・中世・近世史の基礎研究

坂井 孝一 教授

日本の古代・中世・近世の歴史について幅広く学びます。専門書から参考になる箇所を抜き出して輪読し、内容に関する討論を行い、日本社会の特徴や著名な人物の生き様について考えます。さらに、興味のあるテーマについて研究発表をしてもらい、各人の日本史に対する理解を深めます。

日本語教育

大塚 望 教授

共同研究や個人研究を通して、日本語をさまざまな角度から捉え分析します。その結果を日本語教育に応用する方法や日本人の言語生活の未来についても考えていきます。

日本語教育

神村 初美 教授

多様な学習者を抱える日本語教育のイマココについて、多角的な視点で関連論文や資料を分析し討議していきます。ここから、未来につなぐ持続可能な日本語教育とは何か、ともに考えていきます。

第二言語習得研究、日本語教育

斉藤 信浩 教授

外国語を学習するとき、それがどのように習得されるのか、日本語や韓国語を題材に、主に量的な研究手法による言語の習得についての研究をしています。それらをどのように日本語教育に活用するかを探求していきます。

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言語文化メジャー

一人ひとりが言語の良き使い手であると同時に、言語のありのままの姿を客観的に見つめ、言語の多様性と普遍性を知ることを通して人間の文化を洞察し、探究します。

言語は、コミュニケーションのツールであり、あらゆる学問探究の媒体でもありますから、大学で学ぶ学生にとってどの学部、どの専攻であれ、自らの母語を磨き、他言語(外国語)を学習することは不可欠です。そのうえで、そうした言語をツールとして学ぶ段階から、言語それ自体を対象として客観的に考察していくメタ言語的な学びの段階へと発展させ、人文科学としての方法論が確立された言語学(linguistics)を学問として学ぶのが言語文化メジャーです。 2023年度のカリキュラム改定に際し、言語文化メジャーでは、音声学概論、言語類型論、文化記号論など、メジャー共通の一般・理論言語学系の科目を拡充しました。これら言語学の知識を基礎として、日本語、英語、中国語、ロシア語等の各言語の音声、語彙、文法、意味等の具体的な探究へと進んでいくことをお奨めします。また、言語の探究は哲学、歴史、文学等の諸学問の学びにも必ず通じますので、他メジャーとのダブルメジャーも推奨します。

主な開講科目

イントロダクトリー
  • 言語文化入門 
  • 英語文化への招待
ベーシック
メジャー共通
  • 言語学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 対照言語学Ⅰ・Ⅱ
  • 音声学概論
  • 言語類型論
  • 第二言語習得論入門
  • 文化記号論
  • 言語コミュニケーション論
  • 認知心理学
言語別
日本語
  • 日本語学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 日本語教育概論Ⅰ・Ⅱ
  • 日本語音声学
  • 国語科教育法Ⅰ・Ⅱ
英語
  • 英語学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 英語音声学
  • 日英翻訳演習
  • 日英語比較概説
  • 英語翻訳入門
  • English for Humanities AⅠ・Ⅱ
  • 現代英文法
  • 英語通訳演習A
  • 英語科教育法Ⅰ・Ⅱ
中国語
  • 中国語学入門Ⅰ・Ⅱ
  • 中国語学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 中国語文法初中級Ⅰ・Ⅱ
  • 中国語総合初中級Ⅰ・Ⅱ
ロシア語
  • ロシア語文法初級Ⅰ・Ⅱ
  • ロシア語文法中級Ⅰ・Ⅱ
  • ロシア語リーディング入門Ⅰ・Ⅱ
  • ロシア語ライティング入門Ⅰ・Ⅱ

日本古代・中世・近世史の基礎研究

坂井 孝一 教授

日本の古代・中世・近世の歴史について幅広く学びます。専門書から参考になる箇所を抜き出して輪読し、内容に関する討論を行い、日本社会の特徴や著名な人物の生き様について考えます。さらに、興味のあるテーマについて研究発表をしてもらい、各人の日本史に対する理解を深めます。

 

日本古典文学史

平林 香織 教授

日本古典文学の研究方法について学び、古代から近世までの日本の古典文学作品の解析を行います。古典籍(和書)の扱いや崩し字の解読に関する技法を修得し、古典文学作品を書かれた時代や歴史的背景の中で考えます。また、作品の解釈をとおして現代のわたしたちの表現や思想に通じる普遍性を見出します。

 

日本近現代史の基礎研究

季武 嘉也 教授

幕末以降から現代にいたるまでの日本の歴史について、まず、史料を読むということで歴史がどのようにして成り立っているのかを理解します。さらに、概説書を読んで、現代の日本社会がどこからきて、どこに向かおうとしているのかを探ります。その上で、自由なテーマで卒論を書いてもらおうと思っています。

アドヴァンスト
メジャー共通
  • 社会言語学
  • 第二言語習得論
言語別
日本語
  • 現代日本語文法A・B
  • 日本語教材研究Ⅰ・Ⅱ
  • 日本語教授法Ⅰ・Ⅱ
  • 日本語の表現
  • 日本語の語彙・表記
  • 年少者日本語教育
  • 多言語社会と言語政策
  • 日本語教育実習
  • 日本語教授法演習
  • 日本語学特講A・B
  • 国語科教育法Ⅲ・Ⅳ
英語
  • Special Lecture A・B
  • 中・古期英語史と文化
  • 近代英語史と文化
  • 英語通訳演習B
  • 英語翻訳論
  • 英語特講A・B
  • Translation Studies
  • 認知英語学
  • 日英語比較研究
  • 英語科教育法Ⅲ・Ⅳ
中国語
  • 中国語文法研究A・B
  • 中国語学中上級A・B
ロシア語
  • ロシア語学A・B
  • ロシア語文法上級A・B
  • ロシア語ライティング上級A・B

開講ゼミ一覧

明治語の研究

金子 弘 教授

現代語のルーツに直結する近代の言語としての「明治時代語」について考えます。現代語に近い明治期の日本語について理解を深めることによって、現代語に対する見方も養っていけます。

日本語学・日本語教育

山岡 政紀 教授

日本語教育を志す学生、現代日本語に強い関心を持つ学生を対象に、日本語のコミュニケーションにおける表現と機能の関係について時には他言語と対照しながら探究します。また、それを言語教育に応用する方法について学びます。

日本語教育

大塚 望 教授

共同研究や個人研究を通して、日本語をさまざまな角度から捉え分析します。その結果を日本語教育に応用する方法や日本人の言語生活の未来についても考えていきます。

第二言語習得研究・英語教育

大崎 さつき 准教授

「やる気はどうやって維持すればいいの?」「効果的な勉強法とは?」など英語学習に関する疑問に対して知見をもとにした「解答」を与えてくれるのが第二言語習得研究です。本ゼミでは、学習者の多様性に着目しながら、第二言語習得研究にもとづいた効果的な学習方法や指導方法を探求していきます。

人間主義英語教育:その理論と実践

尾崎 秀夫 准教授

人間主義英語教育の特徴は、① 外国語の習得には知識・スキルだけでなく、学習者の人間性の変容が求められる、② 知識・スキルの習得と人間性の変容を統合していく過程に価値創造が含まれる、と考えることです。人間主義英語教育の理論と実践を学び、人間主義英語教育のエキスパートを育成することが当ゼミの目標です。

 

英米児童文学

熊田 岐子 准教授

児童文学には、当時の時代背景・文化背景はもちろんのこと、子どもがどのように捉えられてきたか、教育されていたかが映し出されています。本ゼミでは、様々な背景を持つ児童文学を取り扱い、英米の歴史・文化・思想・教育観等を辿っていきます。同時に、扱った児童文学が影響を受けている文学作品にも触れることで、知識を深めていくことを目指します。

 

日英語比較研究

高橋 正 教授

日本語と英語の違いを①日英語の言語表現の違いの奥にはどのような文化・人間観の違いがあるのか、②日英の認識の仕方の違いが言語構造や文法にどのような違いとなって現れているか、認識・文化・人間観の違いまで突き詰めて解明するのが研究テーマです。

英語学

藤本 和子 教授

言葉はたえず変化しています。現代英語の変化や使用を学ぶとともに、英語と社会や文化との関係を考えていきます。このことは、言語と人間社会が、いかに密接に関係しているかという発見につながります。日常生活の中での言葉遣いについて「なぜだろう?」と考える姿勢を養い、場面や状況に合わせた英語使用、話し言葉・書き言葉の違い、フォーマル・インフォーマルな言葉遣いの違い、英語表現の容認度の違いを認識した効果的な英語運用ができることをめざします。

 

中国語学

佐藤 素子 准教授

本講義は学習者が今までに習得してきた中国語の知識を土台に、文化背景などの要素に注目しながら、「中国語の正しさ」から「中国語らしさ」へと、表現法に重点を置き、視点を深めていきたい。

コミュニケーション研究

江口 満 教授

「異文化コミュニケーション」という観点から、日本人とロシア人はそれぞれどのような文化的・社会的背景の中に生き、それがどのように日本語、ロシア語間コミュニケーションに反映されているかを研究します。

第二言語習得研究、日本語教育

斉藤 信浩 教授

外国語を学習するとき、それがどのように習得されるのか、日本語や韓国語を題材に、主に量的な研究手法による言語の習得についての研究をしています。それらをどのように日本語教育に活用するかを探求していきます。

日本語教育

神村 初美 教授

多様な学習者を抱える日本語教育のイマココについて、多角的な視点で関連論文や資料を分析し討議していきます。ここから、未来につなぐ持続可能な日本語教育とは何か、ともに考えていきます。

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表現文化メジャー

表現文化メジャーは作品の芸術性を見抜く目を養い、自身のクリエイティヴティー(創造)に役立てることを目標としていきます。

文学研究法(文芸批評理論)をもとにしながらも、文学作品(小説・詩・戯曲)だけでなく、映画・舞台芸術、フォークロア、ポップカルチャーを含む、表象芸術全般を幅広く扱っていきます。また、小説の読み方や映画の鑑賞法を学ぶだけでなく、現役作家による文芸創作指導、演出効果や演劇についての技術もきめ細かく指導されます。当メジャーからは、俳優、テレビドラマの助監督、文学賞の受賞を得て作家デビューを勝ち取った卒業生も複数名輩出しております。

主な開講科目

イントロダクトリー
  • 表現文化論入門
  • 世界文学への招待
ベーシック
  • 文芸批評Ⅰ:詩の分析と作詞法
  • 文芸批評Ⅱ:小説・映画の分析法
  • ヨーロッパ文学 
  • 神話とフォークロア 
  • 映画論
  • 文芸創作Ⅰ・Ⅱ
  • 演劇入門
  • 日本古典文学講読
  • 日本近代文学講読
アドヴァンスト
  • 演劇論
  • 文芸創作演習
  • 演劇表現演習
  • サブカルチャー論
  • 英米児童文学研究
  • 美学美術史 
  • 日本文学特講A・B・C

西洋哲学

伊藤 貴雄 教授

ヨーロッパ哲学史上最大の巨人であり、現代哲学の基礎を作ったカントの著作などを学びながら、グローバル化する現代の思想的・社会的課題への示唆を読み取り、問題解決への方途を探ります。たとえば、自由とは、正義とは、世界市民とは、等々の問いを皆で議論しながら、多角的な視点で世界秩序を捉え直していきます。さらに、哲学は、私たち自身の人生観・価値観を大きく広げ、深めてくれます。人類的古典(グレートブックス)に触れ、自分で考える勇気や、他人と討議する力を養い、未来を生き抜く「創造的精神」を身につける演習にしていきたいと思っています。

西洋哲学

福谷 茂 教授

西洋哲学の歴史にはいくつかのピークの時代がありますが、17世紀がそのうちの一つであることに異論を唱える人はいないでしょう。デカルト(1596-1650)、スピノザ(1632-1677)、ライプニッツ(1646-1716)の時代は短期間に哲学が大変貌を遂げたエクサイティングな時期です。眼には見えませんが、この時代の哲学者たちはいわば一つのコミュニティに属していて、書簡を交換したり、ときには実際に面会に出かけて共に最前線に立ち、情勢判断とアイディアとを共有していました。彼らに遅れて、そして遠くから、そのメリットを生かしながら彼らの思考を総括していたのがカント(1724-1804)です。沸騰するこの知的世界をのぞきこみ、そのうえで今度は自分なりの土俵において彼らを対話させてみるのが哲学史研究の醍醐味です。こうしたことを目的にして演習を行いたいと思います。

 

倫理学

成田 和信 教授

この演習は、倫理学を学びたい学生のための演習です。3年生では、アリストテレスの『二コマコス倫理学』の日本語訳を丁寧に読みながら、幸福、徳、意志の自由、責任、勇気、正義、友情などといった倫理学の様ざまな問題について考察します。4年生では、履修者それぞれの卒論のテーマに関する文献を全員で読みながら、それをもとにした議論を通じて、履修者それぞれが卒論のテーマに関する考察を深めていくことをめざします。

現代哲学

蝶名林 亮 准教授

本演習では、物事を哲学的に考察・議論する力を鍛え、私たちが抱える諸問題を適切に考えるための対話力・創造力を培います。これらの力は、どのような場面、分野においても、良き価値創造を実践する上で必須であると考えます。演習では、参加者とも相談の上で、担当教員の専門である現代分析哲学関連の文献を参考にして学習を進める予定です(トピック例:善悪、正義・不正、慈悲などの徳、哲学と科学・宗教、存在、知識、信仰、自殺・自死、など)。また、教員と学生によるチュートリアルを数多く実施し、参加者が「わかった」「明確になった」と思えるまで徹底して会話・議論を重ねていくプロセスを重視します。

仏教思想

松森 秀幸 教授

この演習は、仏教を研究対象とする「仏教学」という学問を専門とし、特に「諸経の王」として東アジアにおいて思想的、文化的に大きな影響を与えた鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』を学びます。『法華経』は紀元前一、二世紀頃にインドで成立したと考えられる大乗仏教経典です。東アジアでは三世紀(286年)に竺法護が『正法華経』としてはじめて翻訳しますが、五世紀始め(408年)に鳩摩羅什が『妙法蓮華経』として翻訳して以降、広く受容され、特に日本では思想的にも文化的にも大きな影響を与えました。演習では 鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』の講読を通して、仏教や『法華経』の基本的な知識を学びながら、仏教学の研究方法についても学習していく予定です。また、『妙法蓮華経』の思想が中国から日本、古代から近代に至るまで、どのように受容されてきたのかについても概観したいと思います。

宗教社会学

大西 克明 准教授

宗教は人々に価値の根拠を与え、社会的行動の指針を導きだします。ゼミでは宗教現象や価値意識の社会学的分析を通して、グローバルな世界や近現代社会を理解します。また、様々な宗教思想・宗教文化を探究することで多様な見方を学びます。文献読解のみならず、フィールドから学ぶことを重視し、文化的背景の異なる人々との対話を可能とする能力を培います。

開講ゼミ一覧

アメリカ演劇

大野 久美 教授

ユージン・オニールをはじめとするアメリカ演劇の代表的な劇作家を取り上げ、心理学的な観点も踏まえて、台詞やそこに込められた作者の心に迫ります。また、さまざまな演劇を鑑賞し、演劇に親しみながら、人間にとって演劇とはどのような存在か、皆で考えます。

日本古典文学

平林 香織 教授

日本古典文学の研究方法について学び、古代から近世までの日本の古典文学作品の解析を行います。古典籍(和書)の扱いや崩し字の解読に関する技法を修得し、古典文学作品を書かれた時代や歴史的背景の中で考えます。また、作品の解釈をとおして現代のわたしたちの表現や思想に通じる普遍性を見出します。

ロシア文学

寒河江 光徳 教授

ロシア・フォルマリズム、バフチン、ロートマンなどの論文を読みながら、文学作品を分析する理論について学習をしていく。

西洋哲学

伊藤 貴雄 教授

ヨーロッパ哲学史上最大の巨人であり、現代哲学の基礎を作ったカントの著作などを学びながら、グローバル化する現代の思想的・社会的課題への示唆を読み取り、問題解決への方途を探ります。たとえば、自由とは、正義とは、世界市民とは、等々の問いを皆で議論しながら、多角的な視点で世界秩序を捉え直していきます。さらに、哲学は、私たち自身の人生観・価値観を大きく広げ、深めてくれます。人類的古典(グレートブックス)に触れ、自分で考える勇気や、他人と討議する力を養い、未来を生き抜く「創造的精神」を身につける演習にしていきたいと思っています。

ロシア・フォークロア

中堀 正洋 准教授

ロシアをより正しく認識するために、現代もなお文学作品、絵画、映画、音楽、バレエなど、ロシア文化に影響を与え続けているロシア・フォークロアについて学びます。具体的には、ロシア革命前、20世紀初頭までを中心としたロシアの民衆文化、特に昔話、英雄叙事詩、本当にあった不思議な話、儀礼歌などの口承文芸、教会暦と民間暦、教会の祝祭や農耕・牧畜などの歳時儀礼について学んでいきます。

英米児童文学

熊田 岐子 准教授

児童文学には、当時の時代背景・文化背景はもちろんのこと、子どもがどのように捉えられてきたか、教育されていたかが映し出されています。本ゼミでは、様々な背景を持つ児童文学を取り扱い、英米の歴史・文化・思想・教育観等を辿っていきます。同時に、扱った児童文学が影響を受けている文学作品にも触れることで、知識を深めていくことを目指します。

ポピュラー・カルチャー研究

森下 達 准教授

わたしたちが日々親しんでいるマンガや映画といった文化は、社会の中でどのような位置を占めているのでしょうか? 受容のされ方に着目して、そうしたポピュラー・カルチャーのありようを考えていくのがこのゼミです。また、議論の中では、ストーリーや表現に目を向けることもあるでしょう。受容だけでなく、作品の表現を論じることも可能です。授業では主として、関心のある作品とその受容についての分析や、関連文献の紹介・批判などをやってもらいます。

近代日本文学

山中 正樹 教授

<近代日本文学>を題材に<文学>研究の方法を学びます。さまざまな角度から<作品>を解読する技法を学んでいきます。文章を「読む」ことだけでなく「書く」こと、さらには「物事を多面的にとらえ」「自分の意見を持つこと」にもこだわっていきたいと思っています。

シェイクスピア劇と翻案

馬 玉晶 講師

シェイクスピアが時代や国境を超えて人々を魅了するのは、彼の作品の多様なアレンジやさまざまな解釈が可能であるからです。このゼミでは、シェイクスピア劇が映画、マンガ、現代劇の中で、どれだけ翻案されてきたか、かつシェイクスピアとポピュラー・カルチャーはどのような関わりがあるかを、社会的・文化的文脈から考察していきます。

英米クィア文学

藤倉 ひとみ 講師

英米文学の中でも、「クィア」(セクシュアルマイノリティ全般)的要素を含む文学、演劇、映画作品を取り上げ、これらの作品を通じて当時の英米のジェンダー観やセクシュアリティの概念について学び、作品に込められた作家の想いについて考察していきます。また、原作と演劇・映画を比較することで、いずれかでしか表現されない描写とその意図についても知ることができます。

Close

哲学・思想文化メジャー

混迷の時代を生き抜くために。表面にとらわれず、本質を見極める力を身につけよう。

人類の歴史は、哲学・宗教とともにあったと言って過言ではありません。変転する世界にあって、不変の真理を知りたいという思いが哲学を生み、宗教を生みました。哲学と宗教は、数千年にわたる人類知の集積回路であり、人間が迷ったときに立ち帰るべき精神の原点です。混迷の時代を生き抜くための必須教養と言えます。哲学・思想文化メジャーでは、西洋哲学、仏教思想、キリスト教、イスラームなど世界のさまざまな哲学・宗教の歴史から、倫理・科学・社会・心理・アートといった現代的トピックに至るまでの幅広い分野を学びます。すべて英語で学び議論する授業や、古代ギリシア語、ラテン語、サンスクリット語、ドイツ語、フランス語、中国語等の原典をじっくり読み解く授業もあります。古今の知の巨人たちを友としながら、多角的な視点や、論理的な思考、そして自由でユニークな発想に触れ、ものごとの本質を見極める力を養ってみませんか。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 哲学・宗教学への招待
ベーシック
  • 哲学概論
  • 仏教思想概論
  • Philosophy I:
    Metaphysics, Epistemology and Ethics
  • 倫理学概論
  • 西洋哲学史Ⅰ
  • 宗教社会学
  • 心の哲学
アドヴァンスト
  • 論理学
  • 東洋思想史
  • Metaethics
  • 日本思想史Ⅱ
  • 科学哲学
  • 宗教学 
  • 美学美術史
  • 人間学外書講読(英語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・西洋古典語・サンスクリット語)

開講ゼミ一覧

西洋哲学

伊藤 貴雄 教授

ヨーロッパ哲学史上最大の巨人であり、現代哲学の基礎を作ったカントの著作などを学びながら、グローバル化する現代の思想的・社会的課題への示唆を読み取り、問題解決への方途を探ります。たとえば、自由とは、正義とは、世界市民とは、等々の問いを皆で議論しながら、多角的な視点で世界秩序を捉え直していきます。さらに、哲学は、私たち自身の人生観・価値観を大きく広げ、深めてくれます。人類的古典(グレートブックス)に触れ、自分で考える勇気や、他人と討議する力を養い、未来を生き抜く「創造的精神」を身につける演習にしていきたいと思っています。

西洋哲学

福谷 茂 教授

西洋哲学の歴史にはいくつかのピークの時代がありますが、17世紀がそのうちの一つであることに異論を唱える人はいないでしょう。デカルト(1596-1650)、スピノザ(1632-1677)、ライプニッツ(1646-1716)の時代は短期間に哲学が大変貌を遂げたエクサイティングな時期です。眼には見えませんが、この時代の哲学者たちはいわば一つのコミュニティに属していて、書簡を交換したり、ときには実際に面会に出かけて共に最前線に立ち、情勢判断とアイディアとを共有していました。彼らに遅れて、そして遠くから、そのメリットを生かしながら彼らの思考を総括していたのがカント(1724-1804)です。沸騰するこの知的世界をのぞきこみ、そのうえで今度は自分なりの土俵において彼らを対話させてみるのが哲学史研究の醍醐味です。こうしたことを目的にして演習を行いたいと思います。

 

倫理学

成田 和信 教授

この演習は、倫理学を学びたい学生のための演習です。3年生では、アリストテレスの『二コマコス倫理学』の日本語訳を丁寧に読みながら、幸福、徳、意志の自由、責任、勇気、正義、友情などといった倫理学の様ざまな問題について考察します。4年生では、履修者それぞれの卒論のテーマに関する文献を全員で読みながら、それをもとにした議論を通じて、履修者それぞれが卒論のテーマに関する考察を深めていくことをめざします。

現代哲学

蝶名林 亮 准教授

本演習では、物事を哲学的に考察・議論する力を鍛え、私たちが抱える諸問題を適切に考えるための対話力・創造力を培います。これらの力は、どのような場面、分野においても、良き価値創造を実践する上で必須であると考えます。演習では、参加者とも相談の上で、担当教員の専門である現代分析哲学関連の文献を参考にして学習を進める予定です(トピック例:善悪、正義・不正、慈悲などの徳、哲学と科学・宗教、存在、知識、信仰、自殺・自死、など)。また、教員と学生によるチュートリアルを数多く実施し、参加者が「わかった」「明確になった」と思えるまで徹底して会話・議論を重ねていくプロセスを重視します。

仏教思想

松森 秀幸 教授

この演習は、仏教を研究対象とする「仏教学」という学問を専門とし、特に「諸経の王」として東アジアにおいて思想的、文化的に大きな影響を与えた鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』を学びます。『法華経』は紀元前一、二世紀頃にインドで成立したと考えられる大乗仏教経典です。東アジアでは三世紀(286年)に竺法護が『正法華経』としてはじめて翻訳しますが、五世紀始め(408年)に鳩摩羅什が『妙法蓮華経』として翻訳して以降、広く受容され、特に日本では思想的にも文化的にも大きな影響を与えました。演習では 鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』の講読を通して、仏教や『法華経』の基本的な知識を学びながら、仏教学の研究方法についても学習していく予定です。また、『妙法蓮華経』の思想が中国から日本、古代から近代に至るまで、どのように受容されてきたのかについても概観したいと思います。

宗教社会学

大西 克明 准教授

宗教は人々に価値の根拠を与え、社会的行動の指針を導きだします。ゼミでは宗教現象や価値意識の社会学的分析を通して、グローバルな世界や近現代社会を理解します。また、様々な宗教思想・宗教文化を探究することで多様な見方を学びます。文献読解のみならず、フィールドから学ぶことを重視し、文化的背景の異なる人々との対話を可能とする能力を培います。

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歴史・社会文化メジャー

歴史の叡知を学び、人間の社会・文化への深い理解と共感力を養い、予測不能な時代を生き抜くための知性と感性を身につけよう!

私たちはいま、どのような時代を生きているのでしょうか。そして私たちには、どのような未来が待ちうけているのでしょうか。予測のできない現代社会を、自分らしく、創造的に生き抜いていこうとするとき、時代をつらぬく歴史の叡智と、人類がこれまで築き上げてきたさまざまな社会や文化への深い理解こそが、私たちを助けてくれます。

歴史・社会文化メジャーでは、人間のあゆみの記録や痕跡を実証的に、時間軸に沿って読み解いていく歴史学の学修を中心に据えながら、今日の歴史研究に不可欠な社会学・人類学の視点や理論、また哲学・言語学・文学・メディア・サブカルチャー・政治・経済・教育の歴史をあわせて学んでいくことで、時代の波に左右されない確かな自分軸と、人間社会について総合的に理解するための豊かな知性と感性を身につけることを目指します。 ※政治・経済・教育の歴史は、他学部の連携課目で学ぶことができます。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 歴史と社会
ベーシック
  • 歴史学概論 
  • 比較文化史概論 
  • 日本古代・中世史概説
  • 日本近世・近代史概説
  • 東洋史概説 
  • 西洋史概説 
  • 歴史と人間
  • 歴史と地域社会
  • 社会学概論
  • 文化人類学
  • 日本文学史
  • アメリカ文学史
  • 中国近現代の歴史と思想
アドヴァンスト
  • 古文書学
  • パブリック・ヒストリー
  • 中央ユーラシアの歴史と文化
  • 民俗学
  • キリスト教文化史
  • 歴史の社会学
  • 美学美術史
  • メディア論
  • サブカルチャー論

開講ゼミ一覧

日本古代・中世・近世史の基礎研究

坂井 孝一 教授

日本の古代・中世・近世の歴史について幅広く学びます。専門書から参考になる箇所を抜き出して輪読し、内容に関する討論を行い、日本社会の特徴や著名な人物の生き様について考えます。さらに、興味のあるテーマについて研究発表をしてもらい、各人の日本史に対する理解を深めます。

日本古典文学史

平林 香織 教授

日本古典文学の研究方法について学び、古代から近世までの日本の古典文学作品の解析を行います。古典籍(和書)の扱いや崩し字の解読に関する技法を修得し、古典文学作品を書かれた時代や歴史的背景の中で考えます。また、作品の解釈をとおして現代のわたしたちの表現や思想に通じる普遍性を見出します。

日本近現代史の基礎研究

季武 嘉也 教授

幕末以降から現代にいたるまでの日本の歴史について、まず、史料を読むということで歴史がどのようにして成り立っているのかを理解します。さらに、概説書を読んで、現代の日本社会がどこからきて、どこに向かおうとしているのかを探ります。その上で、自由なテーマで卒論を書いてもらおうと思っています。

明治語の研究・日本語史

金子 弘 教授

現代語のルーツに直結する近代の言語としての「明治時代語」について考えます。現代語に近い明治期の日本語について理解を深めることによって、現代語に対する見方も養っていけます。

歴史社会学

小林 和夫 教授

これまで日本占領期のインドネシアに関する研究を進めてきました。近年の研究関心は、アジア・太平洋戦争と学知、科学の体制化、軍産官学複合体などです。「不思議なものを感じとる感性」を大切にしながら「歴史」の問題を社会学的な視点から考察します。歴史社会学的な問題設定、視覚、アプローチ、解釈を学び、「現代」でも展開・応用が可能な感性を身につけてください。

メディア文化研究・メディア史

倉橋 耕平 准教授

私たちの文化は、もはやメディアなしでは形成されません。政治家はメディア向けのパフォーマンスをします。ヒット曲はストリーミングの登場で曲が短くなりました。Netflixの作品がアカデミー賞を受賞しましたが、あれは「映画」ですか。このゼミは、現代メディア環境における文化変容や意味世界の謎を解明していくことが目的です。メディア文化、ナショナリズム、ジェンダー、政治、ジャーナリズムに関心のある方はぜひ一緒に学びましょう。

西洋哲学史

伊藤 貴雄 教授

ヨーロッパ哲学史上最大の巨人であり、現代哲学の基礎を作ったカントの著作などを学びながら、グローバル化する現代の思想的・社会的課題への示唆を読み取り、問題解決への方途を探ります。たとえば、自由とは、正義とは、世界市民とは、等々の問いを皆で議論しながら、多角的な視点で世界秩序を捉え直していきます。さらに、哲学は、私たち自身の人生観・価値観を大きく広げ、深めてくれます。人類的古典(グレートブックス)に触れ、自分で考える勇気や、他人と討議する力を養い、未来を生き抜く「創造的精神」を身につける演習にしていきたいと思っています。

西洋史

帆北 智子 准教授

西洋(ヨーロッパ、アメリカ)の歴史について幅広く学んでいきます。各ゼミ生が自身の研究テーマを主体的に追究できるよう、歴史学の特徴やその基礎的な研究手法を学び、必要に応じて原語文献の読解もおこないます。また、西洋史という切り口から歴史を学ぶことによって、現代社会が抱える諸問題や世界のありように対する洞察力を養ったり、自己の探求や他者との相互理解にも深く目を向けたりといった、歴史学がもつアクチュアルな側面にも触れてほしいと思います。

グローバル社会研究

樋口 勝 教授

今や、国際社会において中国は大きな影響力を持ち、中国抜きでは語れない時代になっている。本演習では、近現代の日中関係史を中心に、アジア、アメリカ等との関係及び現代の中国情勢を研究していきたい。

ポピュラー・カルチャー研究

森下 達 准教授

わたしたちが日々親しんでいるマンガや映画といった文化は、社会の中でどのような位置を占めているのでしょうか? 受容のされ方に着目して、そうしたポピュラー・カルチャーのありようを考えていくのがこのゼミです。また、議論の中では、ストーリーや表現に目を向けることもあるでしょう。受容だけでなく、作品の表現を論じることも可能です。授業では主として、関心のある作品とその受容についての分析や、関連文献の紹介・批判などをやってもらいます。

Close

AKADEMIA

文化、思想の枠を超え、
すべての人と価値創造できる「世界市民育成プログラム」

AKADEMIAは、文学部11メジャーのなかの一つで、哲学・社会人類学・平和研究の学際的かつ国際的な学位プログラムです。授業はすべて英語で行われるので、留学生は日本語の壁を感じることなく専門分野の学位を取得でき、日本人学生は留学生と共に英語で学べ、世界を体験する貴重な機会となります。

AKADEMIAの学生は、哲学、社会人類学、国際日本学、平和学、比較文化、宗教人類学、倫理学、創価教育学などのコースを受講します。 これらの授業の多くは、ジェンダー、や人種、多様性、持続可能性といった、地球市民として行動するために考えるべきグローバルな問題を扱います。AKADEMIAでは、このような分野横断的なプログラムを通して、世界市民・地球市民とは何か問い、自分にしかできない価値創造を世界のどこにいても実践できる人材の育成を目指します。

※本プログラムは全て英語で行われますが、英語力に不安がある方のための語学サポートプログラムも用意しています。皆さんのご参加を歓迎いたします。

主な開講科目
イントロダクトリー
Introduction to Soka Akademia Philosophy-Social Anthropology-Peace Studies
ベーシック

Philosophy I

Core Issues in Metaphysics, Epistemology and Ethics

This is an introductory course to philosophy for those who do not have any background knowledge about the subject. Philosophy is an active subject in the sense that in learning philosophy we do not just remember what great thinkers in the past said but discuss some fundamental issues which have been the object of interest for centuries. Indeed, Socrates, who is thought as a father of western philosophy, regards philosophy as a craft. Given this nature of philosophy, the course attempts to enhance students’ discussion skills by facilitating their active engagement with traditional philosophical issues, as well as their good understandings of the topics covered by the course. The course covers core areas of the subject, namely, epistemology, metaphysics and ethics.This is an introductory course to philosophy for those who do not have any background knowledge about the subject. Philosophy is an active subject in the sense that in learning philosophy we do not just remember what great thinkers in the past said but discuss some fundamental issues which have been the object of interest for centuries. Indeed, Socrates, who is thought as a father of western philosophy, regards philosophy as a craft. Given this nature of philosophy, the course attempts to enhance students’ discussion skills by facilitating their active engagement with traditional philosophical issues, as well as their good understandings of the topics covered by the course. The course covers core areas of the subject, namely, epistemology, metaphysics and ethics.

Philosophy II

Contemporary Philosophy and Buddhism

This is an introductory course to eastern philosophy for those who do not have any background knowledge about the subject. The course covers some basic information about Shakyamuni, Mahayana Buddhism (with special emphasis on the Lotus Sutra) and Nichiren. In this course, we give particular focus on the Japanese Buddhist priest Nichiren (1222-1282). In recent decades, there has been vibrant scholarship on Nichiren, and some interesting research has been done on this controversial Japanese figure, both in Japanese and other languages including English. Given this state of affairs, we choose Nichiren as a sample eastern philosophy from which we may gain some valuable insights for considering various contemporary issues utilizing the recent work available in English.
Comparative Cultures: Anthropology This is a course in socio-cultural anthropology. The course starts with asking the seemingly simple question: “What does it mean to be human?” Over the weeks we explore this in light of anthropological approaches to the study of the body, personhood, communication, social relations, identity, gender, race, rituals, taboos, consumption, material culture, and processes of globalization amidst times of uncertainty and algorithms. An underlying query concerns the issue of universality and relativism: to what extent do all humans, societies, and cultures have something in common and to what extent is each of them unique. A hallmark of anthropological comparative work is the ability to see universal human patters (e.g. all societies have gender stratification, food taboos, marriage and systems of kinship relations, social sanctions, morality) but simultaneously accounting for how these forms can vary significantly in different socio-cultural contexts and over time, which show us just how socially constructed ideas about who we are is. To avoid placing our values at the center of our analysis (ethnocentrism), students will learn anthropological approaches that aim to understand different societies and people’s behaviour from the inside. Students will learn to take cultural relativism as a methodological principle. This module is a requisite for entering the Global Japan Studies seminar in AKADEMIA. Course book: Pountney, L. & Maric, T. (2021) “Introducing Anthropology: What Makes Us Human?”
Anthropological Approaches to Contemporary Japan This module addresses a range of topics related to modern and contemporary Japan. Students will learn to analyze the significance of discourses (meaning-systems), norms and embodied everyday practices. We start by considering sources of Japanese identity that have both historical and mythical foundations, and move onto to study contemporary Japan where a social ethos often expressed as ‘harmony’ (wa) reveal the way social practice embody social hierarchies and where public conformity to social rules is typically regarded as virtuous behaviour. Students study various contemporary social issues related to changing family relations, gender, media, minorities, AI robotics, diversifying Japan, popular culture and Cool Japan and more. Students will learn how gender socialization and stratification go to the heart of social, cultural and political life, and the implications of a still strong ethno-nationalist discourse that predominates across institutions from school and work places to government agencies. Each week students read chapters from Yoshio Sugimoto (2021) “An Introduction to Japanese Society”, and Brian McVeigh (2014). “Interpreting Japan”. This module is a requisite for entering the Global Japan Studies seminar in AKADEMIA.

Introduction to Peace Studies I

Violence, Conflict and Peace in the Contemporary World

Introduction to Peace Studies targets the 1st and 2nd-year undergraduate students who don’t have any background knowledge of Peace and Conflict Studies. These courses aim to introduce and examine the key areas of conflict analysis, conflict resolution, and peacebuilding as well as a few topical issues relevant to Japan and East Asia. Wherever possible, moreover, the courses will introduce theoretical thoughts that may be useful for students’ conflict analysis. Introduction to Peace Studies I specifically pays attention to two main areas of learning: (1) sources of conflict and (2) contemporary issues of Peace and Conflict. The classes between Weeks 1 and 7 will review a range of factors that cause or exacerbate violent conflicts at international, state, and sub-state levels. The classes between Weeks 8 and 15 will overview selected topics that have emerged as the main agenda of the contemporary academic debates.

Introduction to Peace Studies II 

Concepts, Actors, and Modalities of Peace Processes

Introduction to Peace Studies targets the 1st and 2nd-year undergraduate students who don’t have any background knowledge of Peace and Conflict Studies. These courses aim to introduce and examine the key areas of conflict analysis, conflict resolution, and peacebuilding as well as a few topical issues relevant to Japan and East Asia. Wherever possible, moreover, the courses will introduce theoretical thoughts that may be useful for students’ conflict analysis. Introduction to Peace Studies II specifically pays attention to two main areas of learning: (1) key concepts of Peace and Conflict and (2) actors and modalities of peace processes. The classes between Weeks 1 and 6 will critically review a range of concepts and theories of peace-supporting activities. Then, the classes from Week 7 will look into different forms and procedures of conflict resolution and peacebuilding. In addition to reviewing the topic areas, this module will focus on developing students’ skills to critically examine and review scholarly works.
アドヴァンスト
Metaethics Metaethics is a branch of philosophy that enquires some foundational issues underlying our normative and evaluative judgements such as “torturing a child is wrong”, “we should help others” and “education is important”. It is unclear whether these judgements represent some objective facts or they simply express our emotional reactions, and in metaethics we ask these questions and consider the theoretical underpinning for those judgements. The course will cover the following topics: the overview of the current metaethical debates in philosophy, cognitivism vs non-cognitivism in metaethics, moral/evaluative realism and relevant epistemological issues, moral fictionalism, moral abolitionism and moral explanations.
Anthropology of Religion and Morality Students learn theories, debates and case studies derived from the Durkheim/Mauss and Weberian traditions of the study of moral sentiments, judgments, and social-political practices; students will learn how moral questions are embedded in the substance of the social rather than pertaining to some discrete categories separated from other spheres of human activities (e.g. political, social, economic, cultural). Anthropological studies show how morality - honour, dignity, self-worth, and virtuous comportment - are historical contingent, but also critical to understanding human consciousness and actions. Anthropology of religion has given rise to some of the discipline’s most enduring questions pertaining to cultural difference, community, rationality and legitimization, symbolization and myths, meaning and motivation, relativism, time, emotions, hierarchy and more. The study of moral life and symbolic meaning, whether classified as ‘religion’, or some other phenomena such as nationalism or Humanoid AI techno fetishism, involves also the study of statecraft, the modern constructions of ‘race’ and ‘gender’, consumerism and capitalist values, and the search for social status and dignity, harmony and conflict, processes of alienation, objectification, death, suffering, salvation, well-being and happiness. Readings for each week are taken from Michael Lambek (2008) Anthropology of Religion, and Didier Fassin (2015) A Companion to Moral Anthropology.

Peace Studies Workshop

Peacebuilding and Development

This module aims to introduce the theoretical, normative and practical underpinnings of the development and peacebuilding in conflict-affected societies. Some thematic areas that will be covered include the socio-cultural consequences of colonial/neo-colonial rule, the contemporary debates on the liberal peacebuilding models and their alternatives, the complex relations between poverty, economic growth and conflict, and the roles of external actors in promoting post-conflict peacebuilding. Moreover, the course will offer students an opportunity to develop their critical views on a wide range of challenges facing contemporary practice of humanitarian aid, post-conflict reconstruction, and economic and social development.
Advanced Joined Seminar for Academia Philosophy-Social Anthropology-Peace Studies.

Seminar

Major in Peace and Conflict Studies

As a seminar in Peace Studies, students can choose a topic relevant to conflict resolution and peacebuilding in conflict-affected societies.

Seminar

Major in Global Japan Studies 
Social Anthropology

The Major in Global Japan Studies is also a Major in Social Anthropology with reference to Japanese society and with a focus on the intersection of the local-global context. Few societies, including Japan, can be fully understood without considering how social phenomena intercept with their global contexts. In this study program, we take account of the historical, socio-political and economic changes but focus on contemporary social issues and people's actual social practices in their lived realities. To be able to do so students learn from social anthropological research methodologies and studies, which are based on long-term and in-depth empirical research. Such studies provide insights into actual social practices. We consider for example the extent to which human emotions (at the core of our experience) are socially constructed, and how what may be thought of as `normal` and `natural` behavior link to particular socially constructed moralities and hierarchies of power. Understanding normalized behavior and implicit rules are key to understanding human societies including wider issues of conflict and peace.

Seminar

Major in Philosophy

The Major in Global Japan Studies is also a Major in Social Anthropology with reference to Japanese society and with a focus on the intersection of the local-global context. Few societies, including Japan, can be fully understood without considering how social phenomena intercept with their global contexts. In this study program, we take account of the historical, socio-political and economic changes but focus on contemporary social issues and people's actual social practices in their lived realities. To be able to do so students learn from social anthropological research methodologies and studies, which are based on long-term and in-depth empirical research. Such studies provide insights into actual social practices. We consider for example the extent to which human emotions (at the core of our experience) are socially constructed, and how what may be thought of as `normal` and `natural` behavior link to particular socially constructed moralities and hierarchies of power. Understanding normalized behavior and implicit rules are key to understanding human societies including wider issues of conflict and peace.

Seminar

Major in Philosophy

 

開講ゼミ一覧

社会人類学

フィスカーネルセン アネメッテ 准教授

現在日本社会にグローバル コンテキスト前提とした社会人類学的視点に依拠しつつ、文化と感情、ジェンダーと性、多様性、沖縄、移民、身体、儀礼、象徴、AIと親密さ、メディア、政治と宗教、ナショナリズムなどのテーマについて学びます。また、論文作成のための文献調査やフィールドと民族誌インタビューを実施しながら、現代社会を多角的に分析できるスキルを涵養します。

現代哲学

蝶名林 亮 准教授

本演習では、物事を哲学的に考察・議論する力を鍛え、私たちが抱える諸問題を適切に考えるための対話力・創造力を培います。これらの力は、どのような場面、分野においても、良き価値創造を実践する上で必須であると考えます。演習では、参加者とも相談の上で、担当教員の専門である現代分析哲学関連の文献を参考にして学習を進める予定です(トピック例:善悪、正義・不正、慈悲などの徳、哲学と科学・宗教、存在、知識、信仰、自殺・自死、など)。また、教員と学生によるチュートリアルを数多く実施し、参加者が「わかった」「明確になった」と思えるまで徹底して会話・議論を重ねていくプロセスを重視します。

Graduation thesis(卒業論文)

森 良恵|from France

私は、「世界市民」とは何かを知りたく、社会と文化を人間的なアプローチで観察することを学びたかったため創価大学の文学部の入学を決めました。
社会学の授業を受け、その中でも英語で行われる授業にも挑戦しました。それから日本社会と文化の観察と分析に興味を持ち始め、文化人類学的視点から社会を分析することを学べられるAKADEMIAのゼミに入りました。文化人類学を英語で学ぶのは大変でしたが、先生の厚いサポートがあったため、自分でも想像しなかったスキルや能力を習得することができました。英語のスキルや、観察力と分析力を磨くことができ、人間的な観点から異文化を理解する力を身に付けることができました。

創価大学での経験を振り替えてみると、AKADEMIAに入れたことに感謝しています。なので、自分のスキルやポテンシャルを磨き、発見したい方にはお勧めしたいです。 卒業後は創価大学で磨いてきた言語におけるスキルと身に付けてきた力を発揮できる翻訳に関する仕事に就職します。

開講ゼミ一覧

中村 悠香|form Japan

私は「人間とは何か」という命題について学問的な視座から学びたいと考え、創価大学文学部に入学しました。その中で国際日本学や人類学、社会学の授業を履修し、日本文化や日本社会にはどのような「当たり前」があるのか、それはなぜ、どのようにして「当たり前」となっていったのかを深く学んでいくことに面白さを感じました。

そこで私は、日本社会の様々な文化について文化人類学的な観点から学ぶことができるAKADEMIAのゼミに入りました。授業言語が英語だったので、自分の意見をきちんと相手に伝えられるか不安もありましたが、先生の丁寧で温かいサポートのおかげで、自信を持って授業で発言し、活発に皆と意見を交換できる語学スキルとコミュニケーションスキルを培うことができました。日本の創価大学にいながら、世界から集った留学生達と共に学び、まるで自分が留学しているかのような体験ができるのもAKADEMIAの素晴らしいところです。学問的・実践的な語学スキルを磨きながら、自らの新たな興味を発見したいという方にお勧めしたいです。
卒業後は警備サービスの企業の総合職として、創価大学で学んだ人間的な視座から、日本社会をより豊かな方向へリードしていきます!

アンドリュー バレンティ|form Italy

私は、もともと人文科学の分野に興味があり、文学部・アカデミアに入学することを決めました。
しかし、専攻を決めた当初は、これが自分にとってベストな選択なのかどうか、100%の確信が持てませんでした。ですが、アカデミアで社会人類学や日本学研究など、さまざまな科目を受講するうちに、だんだん情熱と興味が湧いてきました。

新しい知識を得るだけでなく、何よりも自分の価値観の幅が広がり、社会が抱えるさまざまな問題に自然と惹かれるようになったのです。特に、男女共同参画に興味を持ち、卒論を書くことにしました。卒業のための最終課題として必要だから書いたのではなく、不正の前に立ちはだかり、人々との対話を通じて不正と闘う、将来の自分のあり方の基礎が固まった気がして、とても誇らしい気持ちになりました。 また、このプログラムでは英語力の向上と日本語の習得ができました。創価大学で学んだ特別な教育価値を活かして、将来、日本で教師になるためにこのスキルを使って行きたいと思います。

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多文化共生・平和創造メジャー

様々な文化の違いと素晴らしさを理解し、すべての人を大切にする社会をどう実現するかを学びます!

「多文化共生・平和創造」メジャーでは、SDGsで取り組まれている以下の課題について様々な専門分野から横断的に学ぶことができます。 1. 人間を含めたすべての生物が唯一生存できる<ハビタブルゾーン>である<地球>を持続すること 2. あらゆる人が尊厳をもって生きる自由を享受できる社会を実現すること 3. あらゆる人が相互に尊重し、共生できる社会を実現すること 本メジャーは創価大学の掲げる人間主義、生命の尊厳の追究という思想を基盤として、その実現を妨げる要因を科学的に分析・理解することを学び、さらに多様な言語・文化の在り方を理解することで課題を克服する方法を生み出す学生の力を養成していきます。 ※政治・経済・教育の歴史は、他学部の連携課目で学びことができます。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 多文化共生と平和創造
ベーシック
  • 国際関係論
  • 倫理学概論 
  • 日本語教育概論Ⅰ・Ⅱ
  • 多文化共生論
  • 国際交流と日本社会 
  • 比較文化Ⅰ・ Ⅱ
  • 文化人類学 
  • 社会学概論
  • 社会学概論
  • 歴史と人間
  • 地域福祉と包括的支援体制Ⅰ・Ⅱ
  • 障害者福祉Ⅰ・Ⅱ
アドヴァンスト
  • 平和学
  • 人間の安全保障
  • ジェンダーの社会学
  • メディア論
  • 多文化共生ワークショップ
  • 平和創造ワークショップ
  • イスラーム文化論
  • キリスト教文化史
  • 現代宗教の社会学
  • 多言語社会と言語政策
  • 現代中国論
  • ロシアの社会
  • 東欧の歴史と文化
  • 社会保障
  • 貧困に対する支援

開講ゼミ一覧

平和学・人間の安全保障研究

玉井 秀樹 教授

平和の実現をめざす学問が平和学です。あらゆる人が尊厳をもって生きる自由を追求する人間の安全保障という考え方に基づいて、私たちがめざすべき平和のあり方を検討し、その実現の方法を探究していきます。

東アジア史における多文化共生・中国伝統思想の現代的展開

村上 信明 教授

東アジア地域の歴史・文化・思想について学びながら、さまざまな社会や文化をもつ人々が共存する東アジア地域の多文化共生メカニズムと異文化交流の歴史について学んでいきます。また、中国の伝統思想である儒教や老荘思想を現代の私たちがどのように捉え、活用していけばいいのか、といったテーマについても学んでいきます。

歴史社会学

小林 和夫 教授

これまで日本占領期のインドネシアに関する研究を進めてきました。近年の研究関心は、アジア・太平洋戦争と学知、科学の体制化、軍産官学複合体などです。「不思議なものを感じとる感性」を大切にしながら「歴史」の問題を社会学的な視点から考察します。歴史社会学的な問題設定、視覚、アプローチ、解釈を学び、「現代」でも展開・応用が可能な感性を身につけてください。

 

社会人類学

フィスカーネルセン アネメッテ 准教授

現在日本社会にグローバル コンテキスト前提とした社会人類学的視点に依拠しつつ、文化と感情、ジェンダーと性、多様性、沖縄、移民、身体、儀礼、象徴、AIと親密さ、メディア、政治と宗教、ナショナリズムなどのテーマについて学びます。また、論文作成のための文献調査やフィールドと民族誌インタビューを実施しながら、現代社会を多角的に分析できるスキルを涵養します。

第二言語習得理論・英語教育

尾崎 秀夫 准教授

第二言語習得や英語教育に関する主要な研究論文を読み、これらの分野の研究領域を把握します。トピックとして、第二言語習得を促進するディスコースの特質、学習ストラテジー指導の効果などがあります。研究方法についても講義、実習を通して学び、卒業論文執筆へ向けデータを収集、分析できる能力を養います。

文化人類学

井上 大介 教授

文化人類学における基本的な思考法をベースに、異文化理解に関する身近なテーマを設定し、論文作成のための文献蒐集を行い、関連文献ならびに調査の進展状況に関する発表を課題とします。

生活問題と福祉

岩川 幸治 准教授

私たちが暮らしている地域社会には、どのような人がいてどのように暮らしが営まれているのか、また、地域社会を創っていく担い手の一人としてどのようなことができるのか、地域に足を運び学んでいきます。

第二言語習得研究、日本語教育

斉藤 信浩 教授

外国語を学習するとき、それがどのように習得されるのか、日本語や韓国語を題材に、主に量的な研究手法による言語の習得についての研究をしています。それらをどのように日本語教育に活用するかを探求していきます。

日本語教育

神村 初美 教授

多様な学習者を抱える日本語教育のイマココについて、多角的な視点で関連論文や資料を分析し討議していきます。ここから、未来につなぐ持続可能な日本語教育とは何か、ともに考えていきます。

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社会学・人類学メジャー

「社会学・人類学」の視点で、社会や文化、そして人間の多様性を洞察し、人権の世紀を築く人材を育成。

「社会学・人類学」の視点から、現代社会のさまざまな現象を見ると、当たり前だと思っていたことが驚きを持って見直せたり、変だと思っていたことが理解可能なこととして見えてきたりします。特に社会学は社会によって見えなくなっているものを、そして人類学は文化によって見えなくなっているものを見えるようにしてくれる学問です。このような「社会学・人類学」の視点を通して、私たちの回りにある世界の「あたりまえ」や「常識」を見直し、「正義」や「善」として受け入れてきたものを再確認することで、人類の「多様性」に気づき、さまざまな人間や社会についての「理解」が可能になります。そうした社会学・人類学的なものの見方を、家族、地域、都市、宗教、労働、政治、社会心理、メディア、異文化などを題材にして学びながら、現代社会の課題を読み解き、よりよき文化構築に挑戦できる人材を育成します。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 社会・文化研究への招待
ベーシック
  • 社会調査の基礎
  • 社会学概論
  • 社会理論と社会システム
  • 社会統計学
  • 家族の社会学 
  • 地域と都市の社会学
  • 宗教社会学
  • マンガの社会学
  • ジャーナリズムの社会学
  • 現代社会論入門
  • 文化人類学
  • 現代文化人類学 
  • 人類学的地域研究(アジア)
  • 人類学的地域研究(アフリカ)
  • 国際関係論
アドヴァンスト
  • ジェンダーの社会学
  • メディア論
  • 教育の社会学
  • 歴史の社会学
  • 現代宗教の社会学
  • マンガ・児童文化探究
  • サーベイ調査演習
  • フィールド調査実習
  • サブカルチャー論
  • 民族誌研究
  • ポスト・コロニアル人類学

開講ゼミ一覧

現代社会研究

杉山 由紀男 教授

私たちをとりまくさまざまな社会現象や社会問題を解明し、解決へ導くための継続的な学問的営みが社会学です。各自が具体的な研究テーマを取り上げて考察していく作業を通して社会学の視点を身につけ、「家族」「ジェンダー」「教育」を中心に、現象や問題の解明と解決の方途を探っていきます。

歴史社会学

小林 和夫 教授

不思議なものを感じとる感性を大切にしながら「歴史」の問題を社会学的な視点から考察します。「えっ、そこ?」「そうくるんかい!」こそが社会学の存在理由です。

文化人類学

井上 大介 教授

文化人類学における基本的な思考法をベースに、異文化理解に関する身近なテーマを設定し、論文作成のための文献蒐集を行い、関連文献ならびに調査の進展状況に関する発表を課題とします。

都市社会の研究

森 幸雄 教授

われわれの生活する現代社会について、地域社会という場を切り口に考察します。既存の研究成果に触れるとともに、自らの足で感じ、眼で見たものを重視したいと思います。

国際関係学

林 亮 教授

国際関係学は二度の世界大戦の反省から生まれました。コンピューターとインターネットで一体化した地球は、豊かさと格差による矛盾に満ちています。私たちは戦争を制御し、平和を実現するために国際社会を研究します。経済発展と社会の変容を取り上げます。対象は中国とその周辺地域です。特に経済発展によって生じた貧富の格差と不公平な社会、少子高齢化社会と情報化社会、次第に形成されつつある断裂社会とその縫合を学習し、経済発展と社会の変容はどのように関係しているのかについて考察します。その上で自由にテーマを決めて卒論を作成してもらいます。

平和学・人間の安全保障研究

玉井 秀樹 教授

平和の実現をめざす学問が平和学です。あらゆる人が尊厳をもって生きる自由を追求する人間の安全保障という考え方に基づいて、私たちがめざすべき平和のあり方を検討し、その実現の方法を探究していきます。

社会人類学

フィスカーネルセン アネメッテ 准教授

現在日本社会などを題材に、グローバル・コンテキストを前提とした社会人類学的視点に依拠しつつ、文化と感情、ジェンダーと性、多様性、沖縄、移民、身体、儀礼、象徴、AIと親密さ、メディア、政治と宗教、ナショナリズムなどのテーマについて学びます。また、論文作成のための文献調査やフィールド調査、民族誌的調査、インタビュー調査を実施しながら、現代社会を多角的に分析できるスキルを涵養します。

ポピュラー・カルチャー研究

森下 達 准教授

わたしたちが日々親しんでいるマンガや映画といった文化は、社会の中でどのような位置を占めているのでしょうか? 受容のされ方に着目して、そうしたポピュラー・カルチャーのありようを考えていくのがこのゼミです。また、議論の中では、ストーリーや表現に目を向けることもあるでしょう。受容だけでなく、作品の表現を論じることも可能です。授業では主として、関心のある作品とその受容についての分析や、関連文献の紹介・批判などをやってもらいます。

社会福祉の探求

筒井 澄栄 教授

障害者・高齢者の社会福祉領域における現状と課題について探求します。

ソーシャルワークの実践 地域資源化とそこにある価値と倫理

西川 ハンナ 准教授

ソーシャルワークは実践と研究が両輪であるといわれます。学生であっても地域へ参加し、地域の課題に関わることは可能です。地域参加を通して、ソーシャルワーカーに必要な技術、社会人として必要な態度などを学びます。そして、その根底にあるソーシャルワークの価値と倫理についても考えていきたいと思います。

生活問題と福祉

岩川 幸治 准教授

私たちが暮らしている地域社会には、どのような人がいてどのように暮らしが営まれているのか、また、地域社会を創っていく担い手の一人としてどのようなことができるのか、地域に足を運び学んでいきます。

メディア文化研究

倉橋 耕平 准教授

私たちの文化は、もはやメディアなしでは形成されません。政治家はメディア向けのパフォーマンスをします。ヒット曲はストリーミングの登場で曲が短くなりました。Netflixの作品がアカデミー賞を受賞しましたが、あれは「映画」ですか。このゼミは、現代メディア環境における文化変容や意味世界の謎を解明していくことが目的です。メディア文化、ナショナリズム、ジェンダー、政治、ジャーナリズムに関心のある方はぜひ一緒に学びましょう。

宗教社会学

大西 克明 准教授

社会学は常識的な宗教観に揺さぶりを掛けつつ、人間と社会における「宗教」の意味を明らかにします。宗教社会学は社会現象としての「宗教」を社会学の方法を用いて分析します。研究対象は成立宗教のみならず、聖なるものや非日常性、超越性・神秘性・霊性にまで及びます。人間の在り方やグローバル社会を理解するには「宗教」を通した考察が不可欠だと考えます。また、多様な宗教思想・文化を比較する宗教学との連関も重視します。近現代の宗教史に関心のある学生も歓迎します。

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社会福祉専修

協働社会の実現を福祉の視点から学び考え、暮らしを支える社会福祉士国家試験の受験資格を取得

多様な人々の「協働」による社会をどのように実現させるかを、福祉の視点から学び、考えるのが社会福祉専修です。社会福祉専修では、社会福祉士という仕事を通して、未来への社会づくりを実践する人材の育成をめざします。このため、4年次で実施される社会福祉国家試験の受験資格が取得できるようなカリキュラムとしました。可能であれば多くの人に社会福祉専修で学んでほしいのですが、受験資格取得のために20名という定員があります。社会福祉専修で学んだ人の活躍の場としては、地方公務員や福祉事務所職員、ソーシャルワーカーなどを想定しています。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 社会福祉入門
ベーシック
  • 社会福祉の原理と政策
  • 地域福祉と包括的支援体制
  • 児童福祉論
  • 障害者福祉
  • 高齢者福祉
アドヴァンスト
  • ソーシャルワーク演習
  • ソーシャルワークの基盤と専門職
  • ソーシャルワークの理論と方法
  • ソーシャルワーク実習
開講ゼミ一覧

社会福祉の探求

筒井 澄栄 教授

障害者・高齢者の社会福祉領域における現状と課題について探求します。

ソーシャルワークの価値と倫理

西川 ハンナ 准教授

ソーシャルワークの価値と倫理、ソーシャルワーカーの教育・訓練、地域福祉実践を学びます。の表現や思想に通じる普遍性を見出します。

生活問題と福祉

岩川 幸治 准教授

孤立、排除、貧困、虐待など私たちの生活にはたくさんの問題があります。その背景となっている原因や課題は何か、解決していくにはどうしたらいいのか、福祉の視点を踏まえて検討していきます。

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過去のカリキュラム