2022年08月10日 10時30分

文学部菅野博史教授の訳註『摩訶止観』(Ⅰ)が出版されました

文学部の菅野博史教授が、このたび中国天台宗の事実上の開祖である天台大師智顗(538-597)の『摩訶止観』の訳注に取り組んだ成果として、全4冊のうち、第1冊を刊行しました。
『摩訶止観』は仏教の瞑想修行を止観の二文字で表わした実践体系の書であり、大乗仏教の究極的な教え=円教を体得する方法である円頓止観を説いた書です。

菅野教授は、これまで、第三文明社から『法華玄義』上・中・下、『法華文句』Ⅰ~Ⅳを刊行してきており、これによって、本邦初の天台三大部の個人訳が完結することになります。

出版にあたり菅野教授は、「私の最初の著作は『一念三千とは何か―『摩訶止観』(正修止観章)現代語訳』でしたが、三十年後に、『摩訶止観』全体の訳注に取り組むことができ、感慨無量です。完成までは、三年ほどかかりますが、精進します」と述べました。

ページ公開日:2022年08月10日 10時30分
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