本学経済学部・碓井健寛教授、近貞美津子准教授、Edwin Aloiau教授らによる共同研究チーム共著の論文が、国際学術誌『International Journal of Lifelong Education』に掲載されました。本論文では、さまざまな理由により、義務教育である小学校や中学校に通えなかった／修了できなかった方々に焦点をあてました。

掲載にあたり碓井教授は、「多くの当事者のみなさまから、学校に行けなかったというおはなしを聞かせて頂くうちに、研究で貢献したいという気持ちが、私の中で芽生えました。このたび英国の学術誌 International Journal of LIfelong Educationに掲載されたこと、同雑誌の編集長と2名の査読者は、他分野からの私たちの論文に対して向き合い、根気よく育て上げてくださったことに感謝しています。そして研究プロジェクトに参加してくださった経済学部のEdwin Aloiau先生と近貞美津子先生、そして「人間主義経済学」というテーマを掲げ、研究・教育に取り組んでいる本学経済学部の学生・教職員の仲間のみなさんには、感謝の気持ちを伝えたいです」と語りました。

●共著者のコメント
近貞准教授：困っている人のための研究という、一番大事な点を思い出せていただけるトピックで、是非とも参加させていただきたいと思いました。

Edwin Aloiau教授：It is heartbreaking to realize that in Japan, one of the most advanced countries in the world, there are certain groups of people who have not been able to complete their compulsory education, and this lack of education has greatly affected their lives. Through this study led by Dr. Takehiro Usui, I was able to learn about the dilemma of these people and am happy to be able to contribute to the dissemination of this information in English to an international audience.

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