ウェブメディア「DISTANCE.media」に法学部・前田幸男教授の論文が掲載されました

NTT出版が運営するウェブメディア「DISTANCE.media」に法学部・前田幸男教授の寄稿文が掲載されました。


「大地に降り立つ――『惑星政治学』の実践とは?」の見出しで、以下のことが述べられています。日本は人口減の長期トレンドに入っていますが、世界人口は減っておらず、現代文明が地下資源を収奪する体制にある以上、温室効果ガスの排出量も増加の一途を辿っています。そうした中、地球が「自然災害」を通してあたかも主体のように立ち上がってくることについての議論が活発になってきていることを紹介しています。それを踏まえ、大地とともに行動できる感性の涵養の必要性を痛感し、体験型授業を開設したことを紹介しています。

掲載にあたり前田教授は、「NTT出版が母体の「DISTANCE.media」さんは「ノンヒューマンからの眺め」という特集を組んでおり、そこから論文の依頼を頂きました。サステナビリティが叫ばれて久しいですが、「人間(社会)」が上位にあり、「自然」はその下に位置づけられており、この生命の序列化という根本問題に焦点を当てている特集は大変重要なものだと感じました。また、一つ前で公開されている台湾のオードリー・タンさんのインタヴューの後半で、オードリーさんが、道教やアナキズムから民主主義を捉え、川に語らせるプロジェクトを行っているそうで、繋がりを感じることができました。是非、これを機会に、「DISTANCE.media」のサイトを訪問していただけると嬉しいです」と語りました。

教授

前田 幸男

マエダ ユキオ

専門分野

政治学、平和学、国際関係論

研究テーマ

惑星政治学、平和の政治思想、大衆文化と世界政治、批判的安全保障研究

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