文学部の中堀正洋准教授が第6回全ロシア・フォークロア研究者大会で研究発表

本学文学部の中堀正洋准教授が、3月19日(木)にロシア・ウラジーミルで開催された、第6回全ロシア・フォークロア(民俗学)研究者大会において、「アルハンゲリスク州上トイマ地区における葬送儀礼の地域的特性」と題した研究発表(ロシア語)を行いました。

全ロシア・フォークロア研究者大会は、ロシア全土のフォークロア研究者が一堂に会して行われる研究発表の場であり、ロシア教育省の後援のもと、4年に一度開催されるロシア学術界を代表する研究大会です。

中堀准教授はオンラインで参加し、事前収録の動画を上映する形式での発表となりました。発表後には、現地とリアルタイムでオンラインによる質疑応答が行われました。

アルハンゲリスク州上トイマ地区では、日本人研究者とロシア人研究者が協力し、1995年から2019年にかけて計5回のフィールド調査が実施されてきました。本研究は、2019年度より科学研究費基盤研究C*に採択されており、中堀准教授は分担研究者として参画しています。これまでフィールド調査で再録された諸資料について、聴き起こし作業を進めるとともに、内容の分析に取り組んできました。

今回の発表は、これらの資料、特に中堀准教授が参加した2015年の採録資料を中心に、上トイマ地区における葬送儀礼、とりわけ湯灌の方法や湯灌の執行者に関する特性を明らかにすることを目的としたものです。中堀准教授の発表は、資料提示の的確さや、当該地域の伝統における儀礼の諸要素を細部にわたって分析し、特徴づけた点が高く評価されました。


*科学研究費基盤研究C「伝承文化の総合的記述の試み:北ロシアのフォークロア調査資料に基づいて」2019~2022年度、および科学研究費基盤研究C「伝承文化の総合的記述の実践:北ロシアのフォークロア調査資料に基づいて」2023~2026年度

准教授

中堀 正洋

ナカホリ マサヒロ

専門分野

ロシア民俗学、ロシア民衆文化、スラヴ神話学

研究テーマ

ロシア葬礼泣き歌と葬送儀礼、ロシア北部地方の民衆文化

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