日本で挑戦し続ける!
マレーシアから見守ってくれている
両親のためにも。


シン ウェン ハン さん Sin Wen Han 文学部 2014年入学

マレーシアから日本に来たのは昨年の春。日本の大学へ進学したいという目標があり、日本語学校に入学しました。実は、私の父は病気で働くことができず、母は父の看病をしています。それでも両親は「自分の道を探すことが一番大事。やりたいことをやりなさい」と私を日本へ送り出してくれました。その気持ちに応えるのは、毎日全力で勉強に打ち込むこと。日本語学校では、自分で明確なゴールを設定しました。最初の3ヶ月間で基本的な会話や読み書きを修得することを目標とし、朝学校へ行く前に2時間の予習、帰宅後は復習も欠かしませんでした。次の3ヶ月間は、日本語で日本の地理や歴史、文化を学んで日本語力のレベルアップを図り、11月の創大入試へと挑みました。

当初、音楽大学を目指していた私が創大を目指したのは、学力を付けるだけでなく、人格を磨くこともできるのが創大だと気づいたからです。また、経済的に厳しい環境にある私にとって、創大の充実した奨学金制度は、安心して勉強に打ち込むことができると思いました。その努力が報われて、2016年4月から創大生になりました。

大学では毎日がチャレンジです。日本語の上達はもちろん、中学・高校の英語教師の資格がとれる教職課程もとっています。放課後は夜まで図書館にいることが多いですね。将来の目標は、社会に貢献し役立つ人材になること。それは両親が私に教えてくれた哲学です。在学中に、これだ!という道を見つけるまで、私の挑戦は続きます。

(2016年7月 掲載)

Advice for Challengers 〜シンウェンハンさんが受給している、留学生向け奨学金はこれ!〜

    • 外国人学生学費減免奨学金/入学前に審査を行い、初年度から減免。前年の家計支持者の年収により全額免除、半額免除がある。支給対象は、本学の私費外国人留学生で、成績、人物 ともに優秀な者、経済的理由による学業の継続が困難な者。
    • 牧口記念教育基金会留学生奨学金/学部生:毎年度末時点の通算GPA※3.3以上→月額6万円、2.0以上3.3未満→月額3万円