本学理工学研究科の学生が「IWIN2024」にてStudent Awardを受賞

IWIN2024 General Co-Chairの徳永雄一先生と
理工学研究科 博士前期課程 情報システム工学専攻2年の須藤智也さんが、18th International Workshop on Informatics (IWIN2024)にてStudent Awardを受賞しました。
IWIN2024はINFSOC (Informatics Society)によって主催されています。INFSOCは情報工学や通信をはじめとする幅広い分野を扱う学会であり、IWINの主催やInternational Journal of Informatics Society (IJIS)の発刊を行なっています。IWINは情報工学分野の研究者と技術者の議論と交流の場として、年1回合宿形式で開催される国際会議です。本年は9月1日から4日間、福岡で開催し、計26件の発表がありました。
須藤さんの発表は、悪意あるソースコードをドキュメント文との関連度から検出する手法について、ドキュメント文の影響を分析しました。実験結果からは簡潔な記述でも効果的であることを示し、ソフトウェア開発者がコード内に簡潔なドキュメント文を含めることが悪意のあるコードの検出を強化する上で重要であることを定量的に示しました。
Title: 「Analysis of How Documentation Contributes to Coherence-Based Malicious Code Detection」
受賞した須藤さんは、「今回の受賞は、これまで研究室で積み重ねてきた議論や検討を活かし、発表や質疑応答を充実させることができた結果だと感じています。
また、学部生時代にGCP課程で培った英語力も発表やディスカッションに役立ちました。発表時間外では、学生や研究者と研究内容やキャリアについてさまざまな意見交換ができ、非常に貴重な経験となりました。今後もこうした交流を通じて視野を広げ、さらに研究を深めていきたいと思います。」との感想を寄せてくれました。