研究科長からの
メッセージ

研究科長からのメッセージ

文学研究科長 季武 嘉也
文学研究科長 季武 嘉也
1975年4月にうぶ声をあげて以来、文学研究科は創立の精神の下で着々と組織を充実してきました。最近では2009年に国際言語教育専攻が開設されると、とたんに国内外の反響を呼び、2017年度からは人文学専攻仏教学専修が大きな注目の中で発足しました。今後もさらなる発展をめざして、学生・教員・職員が一丸となって頑張っていくつもりです。

ところで、文学研究科と聞いても、具体的なイメージが浮かびにくい方が多いのではないでしょうか。実際に語学・文学・社会学・教育学・心理学・哲学・歴史学・宗教学など多分野が分かれ、一貫性に乏しいように思われるかもしれません。しかし、この自由度の高さにこそ特長があります。もちろん、自由といっても特に博士前期課程(修士課程)ではしっかりとした基礎的訓練を行い、専門性を身に着けてもらいます。そのうえで、多分野にまたがるという利点を生かして自由な創造力を発揮し、独創的な研究をすることが目標となります。この点で、われわれは知的好奇心が旺盛で、型にはまらない主体性のある学生を希望します。

こうして専門性と独創性を身に着けて博士前期課程(修士課程)を修了した学生には、二つの道が開かれています。一つは博士後期課程に進学してさらに理論面を追究し、博士号学位をめざすという道です。近年では世界的に学位の有無が大きな意味を持つようになったため、学位は世界をステージとした新たな活躍の場への切符となるでしょう。もう一つは、専門的職業人として現実の人間と向き合う道です。文学研究科からは、さまざまな心理的問題を抱えた人に真剣に寄り添う臨床心理士や、今後ますますさかんになる国際交流の心強い味方となってくれる語学教師が多数飛び立っています。

われわれは、こんなことをめざす若者を心から支援したいと考えています。