2016年07月25日

「国際平和・外交チュートリアル」の授業でUNHCR協会の中村恵さんが講義

過日6月16日、「国際平和・外交コース」のコース科目である「国際平和・外交チュートリアル」の授業に、国連UNHCR協会の中村恵さんをお招きし、講義をしていただきました。この授業は、3年次を迎えた「国際平和・外交コース」の学生が、コースの想定するグローバルキャリアを獲得できるようサポートする授業で、企業や国際機関、NGO等の外部講師をお招きし、その取り組みについて学びます。

中村さんは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に就職され、ジュネーブ本部、駐日事務所広報室で勤務された後、ミャンマーの援助現場での活動に携わられました。その後、UNHCRへの募金窓口であるNPO法人国連UNHCR協会の設立に関わられ、現在はファンドレイジンググループ団体統括を務められています。

講義では、UNHCR時代にミャンマーの現地事務所で各国から集まったスタッフとともに、難民支援に携わった経験やジュネーブ本部時代に緒方貞子さんのもとで仕事をされたエピソードが語られました。また、現在、国際社会において大きな問題となっているシリア難民の状況について、ヨルダン事務所やザータリ難民キャンプ、アズラック難民キャンプでの救援活動の様子が、具体的な写真を交えながら紹介されました。また、インドシナ難民を受け入れて以降の日本の難民問題との関わりについても説明がありました。さらに、UNHCR協会が取り組む企画で、東京マラソンを難民とともに走る「難民かけはしプロジェクト」についても紹介がありました。

本学は、先日、UNHCRとの間で「難民高等教育プログラム」の協定を締結しましたが、協会で同プログラムを担当されている泉田恭子さんもこの日の授業に同行され、泉田さんからプログラムについての説明がありました。このプログラムは、日本の大学がUNHCRと協力し、日本社会で暮らす難民に高等教育の機会を提供することを目的とするもので、本学でも2017年4月から受け入れを開始することもあり学生の関心も高く、真剣に耳を傾けていました。

中村さんからは、ミャンマー滞在中、中国出身の同僚と仕事を通じて信頼関係を築き、その人から、日本のことをあまりよく思っていなかったものの日本への固定観念が変わったと告白されたという体験を通し、人間同士の友情や信頼が世界の平和につながっていくことを実感したとの話や、難民を「難民」としてひとくくりに見るのではなく、6000万人の難民がいればそこには6000万のストーリーがあるということに思いを馳せることが大切であるなどのお話が印象に残りました。

参加した学生からは、「中村さんの現場での経験のお話から、難民問題のリアリティーと支援する側に必要な要素を学びました。緒方貞子さんのリーダーとしての資質、強い精神性や意見の伝え方のうまさなどは、自身の理想とするリーダー像に影響を与えました。来年、創価大学でも難民学生を受け入れる予定ですが、より創大生がこの問題に関心をもち、行動していくことが必要だと感じました」など多くの声があり、中村さんのお仕事に対する熱い思いが伝わる講義となりました。

皆さんも「国際平和・外交チュートリアル」で学び、将来のキャリアについて考える絶好の機会としませんか!
ページ公開日:2016年07月25日
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