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2017年11月10日

法学部「人間の安全保障ワークショップ」の授業で国連開発計画(UNDP)の近藤哲生駐日代表が講義しました

    10月31日に行われた、法学部「国際平和・外交コース」の「人間の安全保障ワークショップ」の授業に国連開発計画(UNDP)の近藤哲生駐日代表が来学し、「国連と人間の安全保障-貧困と開発-」のテーマで講義が行われました。
     

    本年8月、本学はUNDPとの間で、授業への講師の派遣やインターンシップ等に関する包括協定を締結しました。今回の近藤代表の来学、講義は、協定締結以降、初めてとなります。講義には多くの学生が参加し、熱気あふれる授業となりました。


    外交官を経て国連職員になった近藤代表からは、開発(development)という言葉に込められた本来の意義やUNDP設立の経緯、人間の安全保障にもとづく開発への国連の取り組みについて、実務家としての観点から語っていただきました。講義では、2000年の国連ミレニアム・サミットを受けて採択された「ミレニアム開発目標(MDGs)」の達成状況について、アフリカ・チャド共和国のUNDP現地事務所長として奮闘されたご経験を通してお話いただきました。

     

    また、MDGsに続く2030年に向けての目標として2015年9月、国連において採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」についても詳しく語っていただきました。近藤氏からは、SDGsが掲げる17の目標について、「皆さん方自身が目標に向けての主役として、その実現のために何ができるかを考え、関わっていってください」、「国連職員という仕事にも是非、関心をもってチャレンジしてください」と熱い期待が寄せられました。

    活発な質疑も交わされ、ひとつひとつの質問に対して近藤氏から丁寧な回答がありました。受講した学生からは以下のような感想が寄せられました。

     

    今回のワークショップは、今まで机上で学んでいた国連の開発支援の実際を知ることができ、本当に貴重な機会となりました。特に、近藤代表が紛争後のチャドで尽力されていたDDRや職業訓練といった様々な活動が興味深かったです。また、国連だけでなく、草の根レベルで活動しているNGO・NPOが開発支援に大きな役割を果たしていることを改めて理解することができました」(2年生女子)。

     

    人間の本来持つ可能性を最大限に引き出すことが『開発』です。」という近藤代表の言葉が一番印象に残っています。また、世界の諸問題は教育や医療、技術、環境、経済、政治、社会などの様々な分野が複雑に絡み合う中で、その解決に取り組むUNDPの役割は非常に大きいと感じました。近藤代表の貴重なお話を伺い、人間一人ひとりに焦点を当て、世界の人々が自身の可能性を最大限発揮できる社会の実現に貢献する自分になりたいと思いました」(2年生男子)。

    ページ公開日:2017年11月10日
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