2018年06月13日 09時00分
東京都行政書士会理事の宮本重則先生が、法学部の授業で講義しました
2018年6月5日(火)4限のビジネス&ロー・ワークショップⅠで、東京都行政書士会理事で総務部長の宮本重則先生(行政書士)と同じく総務部部員の菅野有里子先生(行政書士)に講師としてお越しいただきました。
行政書士の業務は許認可申請の代行業務ですが、許認可申請としては2万種類以上もあり、その中で行政書士が現実に行っている許認可申請業務はほんの一部(図で示すと一つの点)でしかありません。したがって、手つかずの行政書士の業務はいまだ無数にあって、その中には1件の報酬が数百万円といった高収入を得ることのできる業務もまだ多数あるとのことです。
講義は、多くの行政書士が行っている25の一般的な許認可申請につき、その申請先などを19の学生グループに質問し、グループの代表者が答え、講師が解答と必要な説明を加えるという形式で進められました。中でも、居酒屋は風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)の対象になるという点は学生の誰も知らなかった点でした。
法学部でも、毎年、行政書士を目指す学生が何人かおり、毎年数人ですが合格しています。そのような学生がこのように将来性のある行政書士を仕事として選び、他の行政書士の進出していない分野の許認可業務を手掛けるなどして、活躍してくれればと思います。
また、このような許認可業務ですが、AIの発展により行政書士の業務が減るのではと言われていますが、そのようなことはなく、事務手続きは簡略化したとしても、どのような場合にどのような許認可が必要になるかなどといった手続きに至るまでのさまざまな相談や関与はなくなることはなく、かえってAIの発展によって行政書士の業務も発展していくことも考えられるところです。
ページ公開日:2018年06月13日 09時00分