2019年06月20日

「授業WATCH」 岡部史信 教授「労働法」

「授業WATCH」  2019年6月18日(火)

岡部史信 教授 「労働法」第11回
(2019年度春学期火曜・木曜講義)

 法学部の専門科目で学生の履修(受講)は2年次から。とくにビジネス法務コースと公共政策・行政コースはコース指定科目です。

 岡部教授の熱い語り口と小気味いいテンポでの話し振り、言葉の端々に「以前このことをお伝えしたが、覚えているだろうか」「すでにこのことは理解しているだろうか」と学生に問いかけながらの講義は、約200人と多数の履修者ながら、学生をぐいぐい惹きつけて講義の中に引き込みます。
 
 今日の講義のメインテーマは「賃金支払い4原則」。4原則の重要性を理解するためには、単に表面的に賃金制度のシステムを知ればよいということではなく、労働法成立以前に労働者が塗炭の苦しみを味わった職場環境の実態を正確に理解することが重要になります。

1 現物給与の禁止
2 直接払いの原則
3 全額払いの原則
4 毎月1回以上一定期日払いの原則

 岡部教授は学生の理解が進むよう身近なケースを紹介しながら、4原則を確認しました。一方で原則は原則としても、裁判での例外的で解釈範囲が曖昧とも言える判決も紹介し、学問としての理解、問題意識と、現実に起こった事例を柔軟に理解していくことの大切さを学生に伝えていました。

 お恥ずかしながら、法学部出身の事務長も学生時代に学んだ遠い記憶はまったく蘇らず、改めて大変に勉強になりました。


■岡部史信(教授)■
専門分野:労働法、社会保障法、スペイン法
担当科目:労働法、社会保障法など
研究テーマ:スペインおよびラテンアメリカ諸国の労働法・社会保障法の研究
 
ページ公開日:2019年06月20日